明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第15節
横浜FM 0-2 川崎

【得点者】
[川崎]
27分 エドゥアルド ネット
79分 大久保 嘉人

【川崎フロンターレ】2016年6月11日 川崎2点目(大久保嘉人:PK)


出来ることなら前半のうちにもう1点取れていれば、もっと楽な展開に持ち込めたかなという印象がありますが、それでも全体を通してみたら完勝と言っても過言ではないかと。

マリノスはなんであんなにポン蹴りしかしないチームになっちゃったんだろう。あれでは中村俊輔と齋藤学の才能を持て余しているようにしか見えないです。

川崎が自陣から簡単にクリアしないのは足元で繋ぐ技術に自信があるからというのと同時に、ただ前に蹴ったボールが再びマイボールになる確率は50%、下手するとそれ以下しかないってこともあります。いやまあ、どんなに適当に蹴ったハイボールでも競り合いに100%勝てて自分で絶対キープできるような超人的選手がいればそれでもいいのですが。そうではないのならば、せっかく手元に来たボールをみすみす相手に渡すのは勿体なさすぎます。

自分たちでボールを握って自分たちの技術と創造性で切り崩してしまう。やっててこんなに楽しいことは無いだろうなぁと、スタンドから見ていて思いました。

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昨日の試合ではマリノスが「レプリカユニフォーム付きチケット」を売り出していました。実際、そのチケットで会場にいらした方が多かったようです。なので、スタジアム内は普段以上に青く見えて気がします。

入場者数46,413人のうち約4万人がマリノスサポーターという状況の中でPKを蹴った大久保嘉人のコメントが神奈川新聞に載っていました。

「青も水色も似た色。自分たちのサポーターだと思ってやっていた」

HTMLのカラーコード的に見ると、BLUEは#0000FFでAQUAは#00FFFFで確かに似てる。いやそうじゃない(笑)

頼もしいと思うと同時に、プロの選手と言うのはこういう肝が据わったところが無いとやっていけないんだろうな。

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昨日の浦和-鹿島戦は0-2で鹿島の勝利となりました。川崎、鹿島より試合消化が2試合少ない浦和ですが、これで未消化2試合をともに勝ったと仮定しても勝ち点は33で川崎より順位は下という計算になります。つまり、川崎は暫定ではなく正真正銘の首位に立ったことになります。

また、これにより今度の土曜日に行われる試合結果如何によっては川崎の1stステージ優勝と言う可能性も出て来ました。条件は「川崎勝ち、鹿島・浦和ともに負け」。

川崎の次の試合はアウェイで福岡戦。

川崎フロンターレの歴史を振り返った時に必ず出て来る「博多の森の悲劇」。そして個人的には「2006年に初めて川崎フロンターレのアウェイゲームを現地観戦した」博多の森。巡り合わせとはこういうものなのか。

まあ、”こうなったらいいね”くらいの気持ちで居た方が心は安らかでいられるでしょうか。