さあ!ラウンドレッスン! | プロも知らない、大学研究機関も知らないスポーツ科学の真相

さあ!ラウンドレッスン!

○月○日

埼玉県のとあるコース。天気は快晴。願ってもないゴルフ日よりだ。参加者はレッスン生のほとんどが来ていて20名(他のクラスのレッスン生も来ていた)のレッスンコンペになった。Tプロは、ラウンド中にカートでコースを行き来して、レッスン生を公平に見て回るらしい。

スタートホールは打ち下ろしの510ヤードのパー5。ティーショットは完璧に打てた。240ヤード程のフェアウェイだ。セカンドショットを3Wで狙えれば、打ち下ろしだし万が一グリーンに乗るかもしれない。しかし3Wに自信が全く無い。4アイアンで刻むことにした。運良く60ヤードの得意なアプローチ距離に残ってくれた。そして、上手くパーオン出来て無難に2パットのパー。レッスンの成果が出たのかもしれない。(ちょっと得意げ)

しかし、2ホール目の340ヤードのミドルホールに早くもボロが出た。サービスホールのティーショットのプレッシャーのかかるハザードも視界には無い。1番ホールと同じルーティーンをした(はずだ)。なのに、ティーショットは曲がり、左の傾斜地ラフへ。つま先下がりのアドレスで練習したことなど経験無しだから結果は自ずと見えてくる。しかも毛足の長いラフの中だ。このホール、グリーンオンするのに5ストロークも費やしてしまった。スリーパットのオマケ付きで「8」のダブルパー(>_<)


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その後、バックスイングの位置などのルーティーンに疑問が沸きだし何がなんだか解らなくなってしまった。そんな時、Tプロがカートに乗って僕らの組にやってきた。「Aさん!調子はどうかな?」と声をかけられるが、生返事しか出来なかった。

プロは、5番ホールティーグランドにいる僕たちと1ホールだけ一緒にプレーすることになった。ドライバーを同伴者のBさん、ボールを僕からそれぞれ借りて、Tプロのティーショットだ。糸を引くような強い弾道が、フェアウェイ彼方へ飛んでいく。身体の軸が全くブレず、フィニッシュもピタッと決めている。余分な力が感じられない。なのにインパクト音は強烈だ。Tプロは当たり前のように、パーオン、ツーパットのパー。僕は、偶然に偶然が重なって同じくパーだった。プロに見られていることが、程良い緊張感になったのだろうか?Tプロからは、このホールのショットは合格点をもらった、…………なのに9ホール終了して〝55〟


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