鍛錬 | 剣竿一如

鍛錬

 6月24日の左肺と左背筋の手術から3日間、ろくに歩いていなかったので、またもや足が萎えて、ニワトリの足のようになってしまった。このままでは7月1日の敵本陣本丸への突入で、二日三日は寝たきりになるだろうから、さらに足萎えになってしまう。
 
 手術明け初日の一昨日から自立訓練を開始し、昨日には自立歩行の練習を開始。今日から本格的に、歩行訓練を開始だ。ベッド昇降はすでに完璧。切除した脊柱起立筋に負担のかからぬように、前傾姿勢をとらず、背筋を伸ばしたまま、太腿の大腿四頭筋で立ち上がり、座る。歩くときも、化学療法の副作用で、足裏では重心移動の変化が感知できないので、太腿にかかる負荷で重心移動を感知して、腰でバランスをとって歩く。

 文章にすると大変そうだが、人間ってなぁウマイ具合に出来ていて、筋肉や骨、神経に障害が起きても、一カ所やそこらなら、周辺の筋肉や器官、組織がカバーしてくれるそうだ。リハビリを諦めちゃいけないのだ。気合いだとか根性なんて、カビの生えた精神論や抽象論ではなく、ちゃんと道理と裏付けがあるのだよ。

 そんなワケで、痛くても、ツラくても、投げ出したらダメなんですよ、ってな説教がましい事を書いてみましたよ、ってお話でした。

 有言実行、今日はすでに2000歩以上歩いてますよ、っと、アイタァ~ッ!