男前 | 剣竿一如

男前

 もう決戦第二陣手術の三日前になっちまったンだが、男前、男伊達を気取るなら、「なんのこれしき! チィとも怖かねェやな」と、大見得を切って見せにゃ、様にならん。が、やっぱり怖ェもんは怖ェね。まンだこないだの第一陣手術から、三日しか経っちゃいねェんだもんよ。
 
 生来、小心者の臆病者で、ツライ事があるとすぐに逃げ出す根性無しだからなァ。強がりは言ってみるものの、いっつも現行不一致(笑)。
 
 そんな自分でも、D病院の外科、呼吸器科の主治医の先生、腫瘍内科の先生、K病院の放射線外科の先生をはじめ、医療スタッフの皆さんが、全力で支えてくだすっている。家内の毎日の献身的な介護に、親兄弟に友人知人、先輩後輩、まだ会ったこともないネット仲間の皆さんからの声援。こんだけ大勢に囲まれてたンじゃ、逃げ出すことも、隠れる事もできゃしない(笑)。
 
 今までに何遍も書いてきたけど、そんなにご大層な道を歩んできたワケじゃないが、願えば叶う幸運な人生を目一杯楽しみ、大満足でしてね、次のサイコロを振ったら、「あがり」でも、チィとも惜しくねェ。これは強がりでも、はったりでもなく、本心なんですよ、ってお話です。

 あ、今、男前な事書いたな。に、してもだ、やっぱり手術は怖ェよ~