8/23 from WadiMusa
船で眠りこけていたら、いつのまにか朝に。
野球場のベンチみたいなところで寝ていたので腰が痛い。
船から西を見れば、そこはイスラエル。右を見ればサウジアラビアだ。
そんななか、ヨルダンのアカバ港が真正面に見えてきた。
こんなに時間がかかるとは思わなかった。
船から下りると日差しが強く、歩く気を失せさせた。
船を下りて国境の警備員にパスポートを預かられ、
向こうで待っていろと言われるがままにまたベンチで待機。
パスポートがない状態で30分ほど待たされ、また不安になる。
意味のないセキュリティーチェックと税関を通り越し、
ようやくヨルダンの大地に立った。
港からバスターミナルまでは距離があるため、タクシーを使おうとするが、
5JD(約7ドル)とふっかけられ、ナメんなよ、と思う。
いくら入国したばかりとはいえ、それぐらいの物価はわかる。
しかし、港で待っているタクシーはみんな結託していて誰に聞いても同じ値段だ。
頑張って3JDにまで値下げさせたが、
やっぱり流しのタクシーを使おうと思い、同じ船だった日本人と一緒に港を出る。
早速止まったタクシーは2JDであっさりOK。
港のドライバーは何だったのか・・・?
左手にイスラエルの大地を眺めながら、バスターミナルへ到着。
ミニバスでワディムサへ向かう。
ワディムサはペトラ遺跡を観光するのに最適な滞在都市だ。
ペトラ遺跡は、『インディージョーンズ~最後の聖戦~』の舞台になった場所で
今回の旅でも結構楽しみにしていたところだ。
バスといってもワゴンに人と荷物を詰め込んだミニバスの車内は、
爆音でアラビア音楽が流れる。
そこでみんなタバコを吸うから灰がバシバシ飛んでくる。
ヨルダン人はみんな気さくだ。
エジプトでは、旅行者に対して無関心でちょっと冷たい人が多かった印象があるけど、
ヨルダンの人たちはアジア人をおもしろがって笑顔で話しかけてくる。
はじめはいいんだけど、眠ろうとしてるのにずっと質問されたり、携帯の画像を見せられたりすると
ちょっとほっといてくれ・・・空気よめよ、という気になる。
こっちは長旅で疲れてるんですw
ヨルダン人は、まつ毛が長く、イケメンが多いです。
(上の写真の人たちがイケメンだといっているわけではありません)
ワディムサに到着し、早速ホテルを発見する。
エジプトから来た者にとって、とっても快適で清潔でセンスのよいホテルだと思うだろう。
そして、涼しい。またまた居心地がよさそうだ。
↑ホテルの前に咲いていた花
↓ワディムサは丘に切り立つ町で、やたら坂が多い。
移動に必死だったため、30時間まともにメシを食っていない。
豪華な昼飯をたいらげる。
ホテルの同じドミトリーだった人たちはみんな日本人になってしまった。
それも、日本人でかたまるのが好きな日本人たちで、
ちょっとウンザリして外に出る。
ワディムサに落ちる夕日
夜は夜でホテルのビュッフェを3JD(約4ドル)で豪華に食べていると、
カナダ人のルーカスとクリスティン(?)のカップルと仲良くなり、
一緒にシーシャを吸いに行くことになった。
お互いの国のこと、旅のこと、映画や音楽について、、、
様々なことを語りながら、3人で回したシーシャはうまかった!
ベドウィン(現地遊牧民)の結婚式がちょうど行われていて、
花火がドカンと打ち上がっていました。
町中に祝いの音楽が響き渡る。
ビールが売っておらず、ルーカスの持っていたウォッカを分けてもらった。
3杯ショットで飲み、ホロ酔いしたところで就寝。