さっき友達から

「赤ちゃんできたんだね!おめでとう!
〇〇(本島の地名)に引っ越したんだってね〜
病院も近いし、今度こそ大丈夫(*^▽^*)
体大事にして過ごしてね♡
生まれたらお祝い持っていくね!」

と連絡がありました。


私は死産のことも今回の妊娠のことも引っ越したことも、その子に直接は連絡していません。

そもそも親族など最低限の人にしか伝えていないはずですが、どこからか漏れて本人の知らないところで噂が広まっていくんですよね。
これは生まれた時からのことなのでもう仕方ないと割り切っており慣れっこです。
人間関係が濃密、かつ娯楽が少ない地方の特性なので…。

たぶん私が妊娠中であることも島に不在であることもそろそろ島中の知り合いに広まっていると思います(苦笑)


ちなみに連絡をくれたのは、ぴよちゃんを死産した時も「ゆっくり休んでね」という内容のLINEをくれて、それ以降は詮索もせずそっとしておいてくれた子です。
私へのお見舞いの品とぴよちゃんへのお供え物も親に渡してくれて、ありがたい気遣いでした。


なので、私からも

「実はそうなんだ。
まだまだ不安だけどゆっくり過ごしてるよ!
遅くなったけど、あの時はお見舞いありがとう。
無事に産まれたら連絡するね(*^^*)
今度こそお祝いがもらえるといいな〜」

と、明るい感じで返信しました。


そしてその後も何回かやり取りをしているうちに、なんと彼女が妊活中だと教えてくれました。
結婚したらすぐに赤ちゃんができると思っていたものの、半年経っても兆候がなく、先月から病院で検査をしているとのこと。
 

さらに、地方の自営業あるあるだと思うのですが…
赤ちゃんはなんとしても男の子!と周囲から期待されているそうで。
プレッシャーに負けそう〜とぼやいていました。

島は自営業のおうちばかりなので、嫁入りするとまず跡継ぎになる男児を望まれるんです。
うちの義両親の場合はわかりやすいプレッシャーこそなかったものの、言葉の端々に長男を期待する感じが滲んでいました。
ぴよちゃんが男の子だとわかった時もお義父さんは「でかしたー!」と言っていました(笑)


「私は女の子ほしいけどやっぱり1人目は男の子産んどきたいよね。
産み分けしようと思っててさ〜。
みやこは2回とも男の子だったけど、どうやったの?」

なんて聞かれて。

産み分けについてはベビ待ちジャンルにいた時にブログを読だことがあるのでなんとなく知っていますが、あれって本当に効果があるんですかねー?
排卵日を特定して…とか、産み分けゼリーを使って…とか。
いろいろ書かれていたけど、女の子を望んで頑張ったのにお腹の子は男の子だった!というのもいくつかあったし。

そして私も性別を意識していたわけではないので2人連続で男の子なのもたまたまという。
アドバイスのしようがないし、そもそも無事に産まれてきてくれれば性別なんて些末な問題だよな〜って、死産を経験した今は思います。

とはいえ島での自営業において赤ちゃんの性別って本当にうるさく口出しされるのも事実なんですよね。
結婚式のとき、顔も知らない親戚のおじさんに「嫁に来たなら男を産まなきゃダメだ」とか「跡継ぎ産んで1人前だ」とか言われて、すごく嫌な気持ちになりました。

そして1人目が男の子だったら「次は女の子だな」と言われるし、1人目が女の子だったら「次こそ男の子!」と言われるんだと思います。
独身の頃は「いつ結婚するんだ」と言われましたし、結婚したら跡継ぎを!と言われるし。
人生いつまで口出しされるんだ…という気分です。


彼女にはたまたま男の子が連続しただけだと伝えましたが、できることなら性別なんて気にせずに妊活してほしいなーと思いました。
赤ちゃんを授かるために頑張るというだけでも結構な精神的負担があるのに、さらに性別まで気にかけなきゃいけないなんてストレスが大きすぎますよね。

田舎とか都会とか、自営業とか会社勤めとか関係なく、周りが妊娠や跡継ぎなどのすごくプライベートな部分へ無責任にあれこれ口出ししてくる風潮が早くなくなればいいのにな。