今回は、クライアントの方からよく投げかけられる

疑問について触れたいと思います。


若いうちは、よく運動した直後に筋肉痛がやってきて

歳を追うごとに筋肉痛が翌日あるいは二日後にずれて

やってくると言うものです。


一般的には年齢のせいだと錯覚されている事が

多いようですが、実際の原因は違う場合が多いのです。


若い世代(特に成長期)には筋肉を伸展させる動作

を重視するトレーニングをする事は稀で・・・と言うか

ほとんど無いと思います。


この世代にあまり筋肉ばかりに高負荷を掛け過ぎると

骨の成長を妨げ、身長の伸びを止めてしまう可能性も

あると思われます。


ところが、うちにいらっしゃるクライアントの方々は

この筋肉を伸展させる動作をかなり重視して行います。

うちのクライアントで身長がまだ伸びている世代の方は

いらっしゃらないという単純な理由です。


そんな訳で、うちのクライアントの方はこの疑問を

感じるのです。


っと、これだけの説明ではチンプンカンプンでしょう。



若いうちやアスリートのトレーニングは主に筋肉が

収縮する動作がほとんどで、これらの動作は回復

が早いのです。

アスリートコーチも成長期真っ只中の選手に、

バンバン筋肥大を起こすようなトレーニングをさせたりはしません。

※ボディビルを競技選手として目指している場合は別です!


逆に、うちでのトレーニングでは筋肉が伸展する動作を

かなり意識してトレーニング致します。


なぜなら、この動作(たとえばベンチプレスなら下ろす動作)

は筋肉への負担が高いからです。

負荷を高める事によって成長ホルモンの活性化を狙って

いるのです。

勿論、高負荷でも怪我のリスクは最小限になる様に

僕がしっかり補助します。


これを違う形で考案されたのが東大の石井教授が考案

されたようなスロトレや加圧トレーニングです。


スローで丁寧に動作する事で伸展側の動作の負荷を

高めているのです。

勿論、筋肉が縮む側の動作が効果なしと言う訳では

ないので、どっちが良いという偏った極論はしてはいけないのです。


これに限らず、必ず二つの事を比較してどっちの方が効果が

高いのかを結論付ける人がたくさんいらっしゃますが、僕は

その考え方には否定的です。


使いようで、いずれも不要と切り捨てるほど無意味ではない

場合が多いからです。


という訳で、歳を取ったから筋肉痛が来るのが遅くなったという俗説は

何ら根拠がありません。



長くなったので締めますね



数日遅れてくる筋肉痛は遅発性筋肉痛といって、ほとんどの場合

トレーニングの成果だと思って頂いていいと思います。


成長ホルモンがバンバン出ます~!


筋肉が成長します~!


脂肪が燃えます~!メラメラ


あんまり悪い事は無さそうですね。



成長ホルモンの事はジムのWEBサイトでも少し触れていますので

以下からそちらを読んでみてください。


http://www.miyauchi-gym.com