今回は久坂と文の恋愛話。
久坂はぶっさいくだからイヤだと文との縁談を断ります。
これ史実です(笑)!
あと椋梨(保守派)vs周布(革新派)の対決。
国内の諸藩を見回すと幕府に対しての政策論争で藩の意見が割れる事は、
あの時代少なかったのでは?
そう考えると
徳川に対しての恨みを持ってる藩ならでは!と感じます。
最後は、高杉が「討幕」で藩論をまとめるのですが
今後も藩内では、この二人を中心とした小競り合いが何度かあります。
この争いも見どころの一つだと思うので期待しています。
今回は特に解説するところがないので
藩内組織図について説明したいと思います。
長州藩
↓
支 藩
本家に世継ぎが出ないときに藩主をたてることが出来る。
長府藩、徳山藩、清末藩、岩国領
↓
一門八家
ここは家老クラスです。
宍戸家(元就長女の嫁先) 石田毛利家(元就七男子孫)
暑狭毛利家(元就八男)吉敷毛利家(元就九男)
阿川毛利家(吉川元春の次男=元就の孫)
大野毛利家(元就の次男)
益田(吉川元春の娘が嫁=元就の孫) 福原(元就の生母の実家)
幕末期に活躍した人物としては家老の‘益田右衛門介‘‘福原越後‘があげられる。
↓
一 族
岩国吉川家
↓
寄 組
「上士」と呼ばれる上級武士。ここから家老になる人もいます。
戦国時代に家臣になった方が多く、元就と戦った大名や豪族の子孫がいる。60家。
また一門八家の分家もこのクラス。
幕末期に活躍した人物としては家老の‘国司信濃‘があげられる。 ↓
大 組
「中士上等」と呼ばれる上級、中級武士。1200家。
毛利家直属の家臣が多く、藩の戦闘部隊。
参勤交代はこの「大組」の仕事。
大組8組のうち2組が交代で藩主に従って江戸に行きます
ここにアンダーラインを引いてますが 江戸に行ける事がポイント!
※江戸に行ける=○他藩との交流が図ることが出来る
○最新の江戸事情、幕府の内情を知るチャンス。
結果、必然的に風雲急を告げる幕末に活躍できる人物が湧いて出る。
幕末期に活躍した人物としては
‘周布政之助‘‘高杉晋作‘‘桂小五郎‘‘井上馨‘‘村田清風
‘玉木文之進‘‘吉田松陰‘‘佐世八十郎(前原一誠)‘
‘小田村伊之助‘
があげられます。革新派多いですよね。
あと、「大組」は、明倫館の教授で昇格した人物も多く見られます。
時代が平和になれば教育が盛んになり
クレバーな人材育成のため先生が必要になってきて、
このランクにあがれるようになりました。
↓
遠近附士
「中士下等」と呼ばれるギリギリ中級武士。
幕末期に活躍した人物としては、‘椋梨藤太‘があげられます。 ただ椋梨の場合椋梨家が‘寄組‘の身分のため
彼個人に対して藩が給料を渡した(49石)結果
たまたまこのクラスに入っただけだと私は思います。
↓
無給通組
「下士」下級武士です。
ここに文の「杉家」が入ります。
「霊山歴史館」にあった展示物に松陰が実家の杉家に対し
無心の手紙が二通ありました。
このことから杉家は、
松陰に対して無理をしていたことが分かります。
↓
従士、船手組士
これらを見ると時代が違うのですが、戦国時代初期に活躍した毛利元就の強さを想います。
政略結婚、政略養子など親族を増やした元就の家臣団が幕末まで続いています。
本当に「戦わずして勝つ」戦国大名の代表だという事も改めて感じます。
また一門八家についていえば、維新後男爵になっていますから今でも名門扱いなんじゃないかな?
(あの木戸孝允でさえ特別扱いせざるを得なかったのでしょう。)
元就の戦略あっぱれ見事!!
ところで幕末に戻ります。
ここに記載されてない村塾メンバーは下級武士だったり、農民だったり、商人だったり・・・。
しかし長州藩の場合、革命の中心には常に上中級武士がいます。
これも他藩とは異をなしています。
長州藩を学んでいて思うのですが、この藩の場合は関ヶ原から考えるよりも
その前の毛利元就から勉強しておく方が深く理解できるし、何より楽しい。
この回は、面白くなく感じた方も見えるかもしれませんが
これを知ることによってこれから始まる大きな波の理解が変わると思います。
またこの組織図。見ずらくて申し訳ないです(限界でした><)。
長い時間、お付き合いいただきありがとうございました。
久坂はぶっさいくだからイヤだと文との縁談を断ります。
これ史実です(笑)!
あと椋梨(保守派)vs周布(革新派)の対決。
国内の諸藩を見回すと幕府に対しての政策論争で藩の意見が割れる事は、
あの時代少なかったのでは?
そう考えると
徳川に対しての恨みを持ってる藩ならでは!と感じます。
最後は、高杉が「討幕」で藩論をまとめるのですが
今後も藩内では、この二人を中心とした小競り合いが何度かあります。
この争いも見どころの一つだと思うので期待しています。
今回は特に解説するところがないので
藩内組織図について説明したいと思います。
長州藩
↓
支 藩
本家に世継ぎが出ないときに藩主をたてることが出来る。
長府藩、徳山藩、清末藩、岩国領
↓
一門八家
ここは家老クラスです。
宍戸家(元就長女の嫁先) 石田毛利家(元就七男子孫)
暑狭毛利家(元就八男)吉敷毛利家(元就九男)
阿川毛利家(吉川元春の次男=元就の孫)
大野毛利家(元就の次男)
益田(吉川元春の娘が嫁=元就の孫) 福原(元就の生母の実家)
幕末期に活躍した人物としては家老の‘益田右衛門介‘‘福原越後‘があげられる。
↓
一 族
岩国吉川家
↓
寄 組
「上士」と呼ばれる上級武士。ここから家老になる人もいます。
戦国時代に家臣になった方が多く、元就と戦った大名や豪族の子孫がいる。60家。
また一門八家の分家もこのクラス。
幕末期に活躍した人物としては家老の‘国司信濃‘があげられる。 ↓
大 組
「中士上等」と呼ばれる上級、中級武士。1200家。
毛利家直属の家臣が多く、藩の戦闘部隊。
参勤交代はこの「大組」の仕事。
大組8組のうち2組が交代で藩主に従って江戸に行きます
ここにアンダーラインを引いてますが 江戸に行ける事がポイント!
※江戸に行ける=○他藩との交流が図ることが出来る
○最新の江戸事情、幕府の内情を知るチャンス。
結果、必然的に風雲急を告げる幕末に活躍できる人物が湧いて出る。
幕末期に活躍した人物としては
‘周布政之助‘‘高杉晋作‘‘桂小五郎‘‘井上馨‘‘村田清風
‘玉木文之進‘‘吉田松陰‘‘佐世八十郎(前原一誠)‘
‘小田村伊之助‘
があげられます。革新派多いですよね。
あと、「大組」は、明倫館の教授で昇格した人物も多く見られます。
時代が平和になれば教育が盛んになり
クレバーな人材育成のため先生が必要になってきて、
このランクにあがれるようになりました。
↓
遠近附士
「中士下等」と呼ばれるギリギリ中級武士。
幕末期に活躍した人物としては、‘椋梨藤太‘があげられます。 ただ椋梨の場合椋梨家が‘寄組‘の身分のため
彼個人に対して藩が給料を渡した(49石)結果
たまたまこのクラスに入っただけだと私は思います。
↓
無給通組
「下士」下級武士です。
ここに文の「杉家」が入ります。
「霊山歴史館」にあった展示物に松陰が実家の杉家に対し
無心の手紙が二通ありました。
このことから杉家は、
松陰に対して無理をしていたことが分かります。
↓
従士、船手組士
これらを見ると時代が違うのですが、戦国時代初期に活躍した毛利元就の強さを想います。
政略結婚、政略養子など親族を増やした元就の家臣団が幕末まで続いています。
本当に「戦わずして勝つ」戦国大名の代表だという事も改めて感じます。
また一門八家についていえば、維新後男爵になっていますから今でも名門扱いなんじゃないかな?
(あの木戸孝允でさえ特別扱いせざるを得なかったのでしょう。)
元就の戦略あっぱれ見事!!
ところで幕末に戻ります。
ここに記載されてない村塾メンバーは下級武士だったり、農民だったり、商人だったり・・・。
しかし長州藩の場合、革命の中心には常に上中級武士がいます。
これも他藩とは異をなしています。
長州藩を学んでいて思うのですが、この藩の場合は関ヶ原から考えるよりも
その前の毛利元就から勉強しておく方が深く理解できるし、何より楽しい。
この回は、面白くなく感じた方も見えるかもしれませんが
これを知ることによってこれから始まる大きな波の理解が変わると思います。
またこの組織図。見ずらくて申し訳ないです(限界でした><)。
長い時間、お付き合いいただきありがとうございました。