ゆきと桜のリレー(後) | *** My Dearests ***

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一緒に暮らしているたくさんの動物達と
身近にあるお花や自然をお届けします♪

下手ですがアコギで動物達と一緒に
歌うのが好きです♪

 

 

猫部屋でみーちゃんと一緒にお花見をして

(みーちゃんは実はヒヨドリさんを観察していたみたいですが)

その翌日に雨が降って、窓の下の桜は散ってゆきました。

 

 

 

 

 

 

ですがしんみりしている暇はなく

その数日後、満開になったソメイヨシノ咲くお散歩道に

颯爽と繰り出したおゆきなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

片田舎の桜堤ではすれ違う人の姿はなく

ちょっぴり贅沢なお散歩となりました。

 

 

 

 

 

 

桜の季節になるといつもこの歌が頭に浮かびます。

”世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし”

                  (在原業平)

 

もしもこの世界に桜の木がなければ

開花を待ち望んだり、散ってゆくことを悲しんだりすることもなくて

春を過ごすひとの心はもっと穏やかなのになぁって。

 

それほどに桜の花は魅惑的で美しいということですが

その分、心はザワザワと落ち着かないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今年開花を待つ最後の桜が咲きました。

 

今は亡き先代フェレットのさくらちゃんのために

ちまさんが植えた遅咲きの八重桜です。

 

猫部屋のみんなが眺めている桜の木の後ろに、ちょこっと立っているんです。

 

 

 

 

 

 

この日は昔懐かしいお友達が遊びに来てくれて

おゆきには おもてなし隊長 という重大な任務が課せられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちびっこのお相手も軽くかわすつもりのおゆきでしたが

ちびっこの体力は、中年犬おゆきの体力をはるかに上回っていたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後、片田舎のあの桜堤に花筏ができた頃

この春最後のお花見散歩に出かけました。

 

 

 

 

 

 

やっぱり締めくくりは

このコンビと、ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

あれ、もうひとり仲間が!?と思ったら

こちらは野生の方でした。

 

野イタチさん、花筏には乗れませんよ。

心配して見ていたら、野イタチさんは花筏の間をすいすい気持ちよさそうに泳いで

対岸に渡ってゆきました。

 

 

 

 

 

 

 

この世界にいつまでも変わらないものは何もないのと同じで

浮き沈みして流れてゆく花筏も

少しずつ少しずつ形を変え、いつかは一片残らず消えてゆきますね。

元々何もなかったかのように。

 

 

 

 


 

 

こうして桜のリレーは終焉を迎えましたが

二度と来ないこの春をまだまだ満喫中のおゆき。

 

人も動物も、歳を重ねるごとに

一年一年がとても大きな意味を持つようになってゆきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

by ゆき♀ (・・・+仲間達♀)