BROAD6 その2 | モコログ~Go*Go*RadioDays~

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~エフエム岩手「モコの夜はこれから!」(毎週火曜日PM7:00~55)

のパーソナリティ、モコのゆるい風まかせなブログです

さて、続きを…


このたびはINSPiの生歌は初めて聞いたんですけど…

イイネ!(・∀・)!

いや、不思議だなと思ったのは、コーラスに入るとものすごく馴染みがいいというか
バランスがいいのに、一人一人がソロをとると個性が出てる。

それ、当然でしょ?
って言われそうですが……加藤、健一組も含めてそれが素晴らしいなと思いましたえ!

誰もが前に出すぎず、かといって引っこんでいるわけでもなく。
互いの呼吸を自然に読み取り、それぞれが無理なくコントロールしているというのかね。

なので全然力みが無い。だからお客さんも力まない。

で、それぞれの声の個性を活かした曲でよかったなあ。

「もしかしてとてもやりやすい…というか練習も楽しんでやってるんじゃない?」
と加藤さんに後日尋ねるとそうですとの答え。

なんつーか、理屈抜きにそういう感じがにじみ出てましたよ。

毒気が無いというのもこのバンドの良いところかもしれませんね。
刺激が無いというのとも違うんだよなあ。。。絶妙。

まあ、狙ってやっていたらしらけちゃうので、もちろん無意識に表れる「バンドカラー」ってやつでしょうな。

かなり私的になりますが、ちょうど震災から8カ月の日で。
この8ヶ月、完全プライベートで遊ぶってことが無かった気がするんですよ。
このライブにしろ、なんだか出かけるのが申し訳ないような気もあったりして、結局急遽上京したわけです。

そんな気持ちを癒してもらった感じでした。
楽しかった。

だからこういう音楽を聴きたい人がもっといっぱいいるはずだと思いましたね。

例えば


私より年齢がもっと先輩のみなさんに聞かせたいなあと思ったりして。

あのねえ、演歌は聞いてもロックは聴かねえって人や
ロックは聞くけど演歌は受け付けない!って人、いると思うんですよね。その年代。

でもジャズってさ。
その両方から「聞いてもいい」的な位置にはあると思うんですよ。

で、震災でもそうだし、今の世知辛いご時世で大変お疲れな皆さまなわけですよ、責任やら立ち場やら。
昔はたくさん音楽聞いてたけど今はもう全然…みたいな方が多いと思うんですよね。
バブリーな頃に人生を謳歌されてたと思いますので、こじゃれた音楽も、泥臭いのも幅広く御存じな年代ではないでしょうか。

そんな皆様に届けたいなあとおもちゃったね。

何かがすぐどうなるってわけじゃないんだけど、その年代の皆さまが心穏やかになれたら
また世の中変わってくるような気がして←大げさかw

とげがするする抜けるようなきっかけの一つとしてこの「癒しのジャズ」ってジャンルはありだよねーなんて思って聞いてました。


頑張ってくださいね!

なんて声かけるより、例えばさー、自分の青春そのもの的な曲を聞くとそのころに戻っちゃって元気になる!みたいな効果あると思いません?

私にもあるんだよなあ。
中学とかはまってた曲を聞くと、なんか元気になったり。

ずばり今回のBROAD6がやってた曲は

そのころのオサレな感じにブイブイいってた皆様にはぴったりだろうなあなんて。

しかも攻撃的ではなく、生意気さが無いところが受け入れられやすいだろうなあと思ったよ。


そういえば、ムーンリバーをうたっている時、ステージ脇の窓に、イルミネーションがついた船が横切ってたのが印象的。

ムーンリバーは小学生の頃に聞いて、なんてきれいな曲なんだろうと思って、その曲がかかっている映画を調べて見にいったら字幕があんまり読めなくて内容もわかんねかったwという思い出があります。

でも当時の名画座のおばちゃん、びっくりしただろうなあ。子供が来て(笑)

もちろん大人になってから見直しましたけどね。




それから彼らのもつ雰囲気はとても優しくてよかったですね。

これは憶測ですが

やっぱりみんなそれなりに苦労もして、自分自身もがいたりもして、それでも歌ってきて今があるのだろうなと思うんだよな。

だから優しいのかなって。

お客様に寄り添う感じのライブだった。

どうだ!楽しませてやるよ!みたいなのが無くて、寂しかったり悲しかったり、不安だったり、そういうものを分かち合って寄り添ってくれるような唄声でした。

なのでとても心地よい余韻をくれたわけです、終わった後。

こう…がっつりサウナじゃなくてミストサウナみたいな効能(笑)


まあ、本人たちはいやらしいとかセクシーなってのを強調して言ってたみたいですがw

ごめん、知り合いのせいかあんまりそういう感じは無くwww
だって一番背の高い彼の隣に一番小柄な方が並んでスタンドマイクの前に立ってたりすると「かわいい
」としか思えなかったんだけどさ。

そういうのもひっくるめてお客様を楽しませていたとしたら、その加減がいやらしくてセクシーかもね。



それから、このたびのアレンジ、いいね。
吉田さんという方が担当されたんですね。いいセンスだ、もっと広がってほしいね。

そしてmotionblueの雰囲気もよかったし、なんといってもPAが素晴らしかったなあ!!

加藤さん曰く「TAKE6好きの方」だったそうで!
そりゃ息もぴったりだわな。

なんだか一番いい時に見にいったのかなあ?

加藤「そうですね。僕らも方向性が見えてきたとこで」

なるほど。
非常に満足しました、ありがと(笑)


$モコログ~負けるな東北!僕らはつながっている~


音源化もそうだけど、もっと積極的にライブしてほしいな!
小さくてもジャジーな箱を軒並み制覇してほしいよ。


そういうところで「癒しのジャズ」を必要としている人たちに届けてほしい。

まだ心がずっと真夜中の人が世の中にはいっぱいいる。
そんな心には月明かりが必要だと思う。

優しくて、でもまっすぐに道を照らしてくれるそんな唄が、
多くの人に届くといいな。


そんなふうに思うライブでした。


そしてこんなつらつらした長い感想を読んでくれた方、ありがとう(笑)



モコ