ようこそ まみちゃの部屋へ
父が残してくれたものについて書きたいと思います。
まずは、私という人間を残してくれました。
私は娘と息子を授かり、その娘が娘を授かりました。
命が継がれていった。
私に子ども、孫というたからものをくれました。
本当に感謝しかありません。
私の家は決して、裕福な家ではありませんでした。
欲しいものを買ってもらうことはできなかったし、友人の家と比べても貧しかった。(と思う)
母も働いていました。
学校も私立はダメ、県外はダメ。
行きたい大学に行くことはできませんでした。
だけど、何も引け目に感じることはなかったし、
それが普通と思って育ちました。
母の口癖が「うちはお金がないから」
だから、高校も大学も奨学金で通い、バイトをして、お小遣いももらいませんでした。
成人式の着物も安い着物をレンタルし、代わりに中古の車を買って学校に通いました。
それでもたくさんのいとこがいて、行事ごとに集まって祭りに行って。楽しい思い出はたくさんです。
だから
私は幸せ者だと思います。
今こうして、家では猫と戯れて、
好きな仕事をして暮らせる。
この恩は次の世代に送っていこうと思います。
感謝の心を込めて。