オリオンに願いを | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

お暑い毎日ですが、はるばるドライブしてバカンスを楽しんだり、帰省先でゆっくりされている方もたくさんいることでしょうね。

私の夏休みはフレンズオンアイスの3日間だけですから、今日も出勤しております。

まあ今年は思いがけず軽井沢に2度も行けたし、昨日は夏休み公開中の怪獣映画を見たしΨ( ̄∇ ̄)Ψ、

それなりに夏を満喫してます。

ここでひとつお盆らしく、祖父母の話をしますね。

今私の娘は生前母方の祖父が勤めていた会社でバイトをしています。
たまたま娘の学校に求人がきて、学校の手配で見学に連れて行ってもらい、
そのまま採用になったのです。

その会社は設立が昭和2年ですから、もうそろそろ90周年を迎える老舗です。

祖父は会社が設立する前の商店だった時代から働いていたのですが、ようやく会社として軌道に乗る頃に太平洋戦争が始まり、
徴兵されてしまいました。

残された妻、つまり私の祖母は、まだ幼い母たち3人の娘を育てながら会社を守っていました。
でも戦況は悪くなる一方でしたし、男性はみな徴兵されていないのですから、会社の経営どころではなかったと思います。
とうとう空襲が始まりました。

祖母は一番年上の伯母にリックサックに詰めた重要書類を背負わせ、もうひとりの伯母の手を引きながら、母をおぶって、
夜の街を逃げ回りました。

私の母は当時まだ4歳でした(蛍の墓の節子と同じでしたね)
ですが、真上に戦闘機の爆音が響き、サーチライトが背後から自分たちを照らし続ける恐怖をまだ覚えていると言っていました。

そしてとうとう爆弾が落ちてきました・・・・が、それは地面に刺さっても爆発しませんでした。不発だったのです。

幼子3人と逃げる女性めがけて爆弾を落とした人間がいた・・・それが戦争というものです。
もしその爆弾が普通に起爆していたら、私はこの世にいなかったし、こうして呑気に大ちゃん萌えーーーなんてしていられなかったわけです。

しかし幸い祖母は無事子供たちと共に終戦を迎え、祖父も戦地から帰ることができました。
そしてその後は役員として、会社を支え、80歳まで現役で働き続けていたわけです。
そして祖父は88歳、祖母は98歳で他界しました。
ふたりとも生涯現役で頑張り続けたのです。
昔の人は幼い頃から命の危険と隣り合わせだったから、
ふたりとも優しかったけど内面はとてもしっかりした気丈な方々でした。

それを思うと大ちゃんも27歳にして引退という言葉は当てはまらないかもしれません。
ひとつの節目、通過点っていうべきかもね。


祖母の最後はとても感動的で、穏やかなものでした。
いつか死を迎えなければならないのなら、ああいうふうになりたいと私は思ってます。


さてうちの娘のバイトは偶然決まったものでコネでもなんでもありません。時代が違いますしね。
ラッキーなことに、まかないつきです。もちろん働く人はみなそうなのですが・・・
今日は会社でこんなご馳走を食べさせてもらったよ。なんて報告してもらうたびに、
祖父母が導いたとしか思えない、不思議な縁に感謝し、
「おじいちゃんおばあちゃんありがとう」って手を合わせたくなるのです。

私は取るに足らないごく普通の人間ですが、でも有り難い存在です。

不発弾にせよ、映画「道」にせよ
いくつもの幸運が重なったからこそ、この世に生かされています。それだけですごいんだって思います。
だから、私が多少の不幸やら、不遇やらに見舞われたとしても、やはりそれも有り難いのですね。
ご縁をいただいた皆様も、もちろん大ちゃんもありがたーーい存在。
いつでも感謝してますからねー。愛してるよー



さて、毎年お盆がすぎて、フレンズが終わればあっという間ですね~いよいよ試合になります。
だから今年はいつもに増して、日々が愛おしいというか、
なんだかこのままゆっくりと停滞して、いつまでも過ぎないでいて欲しいなあ・・・なんて思ってるのですよ。

でも今夜はぐっと気温もさがってなんと現在は18度です。

ペルセウス座の流星群が来てるというので、外にでて、流れ星に向かって

金金金!!!と念じようと待ち構えていたのですが、なんだか寒くなってしまいましたwww

あ、今回はカネ!カネ!カネ!ーーじゃないですからね。もちろん!

そういえばいよいよ夜明けのオリオンを見上げる時節にもなってきてしまいました。秋が迫ってきてるのですねー

ああーー時よ止まれ、なーんて先日もD友さんとお話してたんですよ。





アナザーオリオンの再編集版は珍しくリアルタイムで拝見しましたよ。
珍しく編集し直したのはフジにしてはいい仕事だったと思います。要望してくださった皆様のおかげですね。

でも残念ながら、私が一番見たかった「見上げてるー」の「るーーーー」でバックしていく大ちゃんのお姿は遠すぎました(´;ω;`)

 


あの時の表情をもう一度ぜひ拝見したかったなあ。
こちらに向かってすーーっと手を差し伸べて、名残を惜しんでくださったあの切ないお顔は、どのカメラも撮影してなかったのかなあ。

でも全体の流れが途切れないのはやはり素晴らしいですね。より一層、空を舞っているような透明で美しかった大ちゃんの滑りを
堪能できたのではないでしょうか?


夜明け前に瞬く、あの星を見上げて、願います。

どうか今シーズン怪我だけはなさいませんように。ソチに行けますように。

いつもいい風が大ちゃんを包み、夢に向かって押し上げてくれますように。

この世に生まれてこれてよかった。
こんなにも素敵なスケーター大ちゃんに巡り会えてよかった。

すべてに感謝です。