2013 全日本 ビートルズ | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

2013全日本男子シングルが終了しました。
現地でこの演技を拝見できたことを私は一生宝にするでしょう。

6分間の大ちゃんは蒼白でした。
クアドを何度も試みましたが回転が足らない両足着氷か転倒でした。
キレイな3Aは決まってましたが、体の不調は明らかでした。

最後の方で二本めのクアドの位置でルッツを跳びましたからその時点でもクアドを一本に絞り、点を優先するかどうかを悩んでいたのだと思います。

そして本番。大ちゃんがリンクに登場した時のスクリーンに大写しになった泣きそうな真っ赤な目を見て胸が締め付けられました。
初めて見る表情でした。


ごめんなさい。みんなの気持ちに、これまでいただいてきたみんなの祈りに応えられなくてごめんなさい。

心の声が聞こえてきました。

演技前に観客を見上げる大ちゃんを初めて見ました。

そうか、そうなのですね。
私は覚悟を決めました。


2回目のクアドにチャレンジしたのではっきりと彼の意思を感じました。高橋大輔として高橋大輔の矜持を持って最後の演技をするのだと。

ならば私もこの目に焼き付けよう。
これが最後になっても悔いが残らないように彼の全てを受け止めよう。

キレキレのタンゴステップにヒューヒューと声をあげました。
彼の演技を少しでも彩ることが今ファンとして出来る精一杯だからです。
コレオステップ前のスピンは最初から拍手で盛り上げました。スピンは今回どれも頑張りましたね。

ショートサイドに向かって大きなハートを描きながらステップを踏む大ちゃん。
最後の高いキレイなバレエジャンプを翔んだ時の顔は確かに笑ってました。
とてつもない、言い表すことができないほどの愛と感謝の気持ちが伝わってきました。

私は幸せなファンです。
2003年の全日本、入場料はおそらく1000円くらい。しかも長野市民はただというのにガラガラのビッグハットで倉敷の高校生の演技を見ました。
ディダクション4のボロボロの出来。途中でその子の心が折れたのがわかりました。終了と同時に投げやりに手を下ろし、下を向いてしまいました。

その男の子が10年後、巨大なさいたまアリーナを一杯にして、大勢のファンの喝采を浴びながら、感謝の涙と笑顔を上に向けている。

私はそれを見届けることができたのですから。

花を投げながら、大ちゃんありがとうと叫びました。


今夜私は満たされています。


大ちゃん貴方はついに
高い高い山になりましたね。


ありがとうね。大ちゃん。