芸術の秋 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

美姫ちゃんが大ちゃんとのツーショットをインスタで上げてくれました。
このふたりのお写真は久々ですからとっても嬉しいです。
フレンズ見に来てみんなと久々の再会できたのね、よかったわあ
メリル様やステファンとどんなお話したのかな?

美姫ちゃんお写真ありがとうーー そして大ちゃんへのエールに同感です。
いろんな経験は将来の糧になりますよね。

でもみきちゃーーん。7時間経ってもまだフレンズオンアイス1015になってますよーーw





これがUPされた頃私は松本におりました。

松本美術館で開催中の篠山紀信「写真力」展を見に行こうと以前からD友さんにお誘いされてたのです。

篠山紀信といえばそりゃあ有名なカメラマンですが、2011年に家庭画報社が企画してくれて

彼の撮影によるフィギュアスケーター写真集「氷上の奇跡」が出版されました。


この写真展ではその中の数枚が展示されているのですけど、残念ながら松本会場では大ちゃんのお写真はありませんでした。

金沢の21世紀美術館のほうでは展示されてるとのことですから、場所によって内容が違うのですね。あらかじめ松本美術館には問合わせて、今回は展示ありませんと明確なお返事をもらってしまったので、いっそ金沢に行っちまおうかとも思ったのですが、時間もお金もかかることですし、今回は予定通り松本で拝見することにしました。


松本駅からまっすぐ歩くこと15分。わかりやすい場所です。

というかわからないでどうする?って感じ、だってだってこの方がでーんとお出迎えしてくれるのですもの。






2014年世界で最も人気あるアーティストにもなった草間彌生先生です。
なんでも世界中で開催された展覧会でその年一番入場者が多かったんだそうです。

大ちゃんがいないことを知っていささか下がり気味だったのですが彌生先生のご尊顔を拝見して、テンションがアップしまくりです。作品の一部は各地の美術館で拝見しておりましたがこうやってまとめて見るのは初めてです。





看板の上からは魅惑的なお花が口を開けておいでおいでしてくれています。

はいもちろん行きますともーー




ででーん。これが松本美術館の入口でございます。端正な町並みに異様を放つ、このお化け植物をこの目で拝見出来てわたしゃ嬉しいよ~~\(^o^)/



あー虫の気持ちがよくわかります。私も虫になってこの滑らかなフォルムを滑り降りたい。
そして花弁のなかにパクって取り込まれたい~


はっ!
違いました。今日の目的は篠山紀信の「写真力」でした。

でも一枚の入場券で常設の草間彌生展も見られるというお得さです。


http://www.tsb.jp/tsb-event/35th/shinoyamakishin/

ではちょっと各展示のご紹介。

「GOD」(鬼籍に入られた人々)

展示室前には有名なオノヨーコとジョンレノンのキスのお写真があり、中に入るとまずは照明を落とした暗い部屋の壁に浮かび上がる巨大な写真がお出迎えしてくれます。

この部屋には渥美清や勝新太郎など往年の有名人のお写真が並んでいるのですが、中でも目を引いたのが三島由紀夫です。この人のは2枚あります。

一枚はかなり有名な裸の写真。そしてもう一枚は自身をモデルにし[聖セバスチャンの殉教]という画題になぞらえたちょっとドキっとするような異様な写真。

三島氏は「男の死」というテーマで写真を撮ることを篠山紀信に依頼し、その死の直前まで撮影していました。だが彼の自決で写真集の企画は頓挫したそうです。

その迫力ある巨大なパネルを見上げながら、

このスケールならやっぱり大ちゃんが見たかったねえ。

うん見たかったー


とため息をつきました。やはり見慣れた写真であってもこう大きいと圧倒されますね。

この大きさなら金沢だろうとどこだろうと飛んでいくわ♥


「STAR」(すべての人々に知られる有名人)


次の部屋は著名なスターの若かりし頃のポートレートやら、グラビアがずらっと並んでます。

有名人の奥ぶかく隠された人間的な内面や影を引き出そうとするのではなく、スターはスターらしく一番輝いてる様をそのままに撮りたいというのが紀信さんの主義だそうです。

その中に2011年のTHE ICE でショパンを踊る真央ちゃんと、2011年の家庭画報12月号に掲載された結弦くんの制服姿の写真がありました。

でも先程までの巨大パネルではなく格段に小さいもので、上下左右に全く関係のないスターの写真が並んでたのであまり目立ちませんでした。

うーんこれなら大ちゃんがここに混じっていてもちょっとがっかりしたかもしれませんね。
アスリートとか統一されたテーマで展示されたらもっと良かったのですけど、スターくくりだとあまりに大雑把でしたね。写真そのものはとってもいいのでまだ見たことのないファンは必見ですよ。



「SPECTACLE」(私たちを異次元に連れ出す夢の世界)

この展示は再び大きなものになります。3台のカメラを並べて同時撮影するシノラマという技法でのディズニーランドの巨大集合写真など、見ていて楽しくなるお写真が並んでました。
こちらもひねりのないわかりやすいディズニーの広告写真ですが、行った気分になれますよ。
それにしてもディズニースタッフってこんなにいるんですね。皆様お仕事ご苦労様です。

歌舞伎座の舞台から客席を撮したお写真とか相撲取り、行事、親方が並んだ大相撲の大集合写真とか普通では見られないお写真の数々。大変面白かったです。

「BODY」(裸の肉体- 美とエロスとの闘い

展示されたお写真の中でもっとも心惹かれたのがこのコーナーにあるバレエダンサー「ウラジーミル・マラーホフ」のモノクロームヌードです。

ここのテーマはその名のとおり人間のボディの神秘性であるとか造形の面白さを追った作品が並べられてるのですけど、壁に3枚並んだマラーホフの肉体はとても生きた人間とは思えないほど美しく、その筋肉と長く伸びた手足の躍動感にひたすら見入るばかりでした。

ライトがねじれた背中の筋肉、その陰影をくっきりと浮かび上がらせ、まるで彫像のようでした。
踊る彼の一瞬を捕らえてここまで美しい造形美を表現しきったカメラマンのセンスにはやはり感心せざるを得ません。
肉体そのものが芸術作品でしたね。


ACCIDENTS」(2011年3月11日-東日本大震災で被災された人々の肖像)

最後のブースは震災された人々のポートレートです。ごく一般の方の淡々とした表情をとらえているのですが、その背景は恐ろしいことにすべてが破壊され尽くされています。
瓦礫の上に乗り上げた車、倒壊した自宅、散乱する墓石。

この状況にあっても不思議と泣くわけでもなく悲しむでもなくただ沈黙しカメラに普段通りの目を向ける人々。

その違和感が逆に震災の惨さを伝えてくるのです。

これは特別ではない。決して他人事ではない、過去でもない、これからも誰にでも起こり得ること。

この震災の現場に立って篠山さんもこれまでの表現としていたものががらっと根底から崩れ変化したと言います。
物の見方が変わったと・・・・




大ちゃんがいないのはホントに残念でしたけどいいお写真がいっぱい拝見出来て充実した展示でした。


さて、そんな篠山紀信さんの作品にも登場するのが、地元松本出身の前衛芸術家である草間彌生さんです。

先のお化けチューリップもそうですが、もうインパクト大の作品ばかりですっごく楽しめましたよ。

なにせ入口の自販機ですら草間さんの手にかかればこのとおり。


先生のサインもあります。

残念ながら右上の水玉缶は買えませんが。



いやーシュールだわあ。中の展示もそれは面白くて、まるでテーマパークのアトラクションみたいでした。お誘いいただいたD友さんに感謝感謝です。

鏡を使った空間芸術もいろいろあって、中には係員が扉を開けて、30秒しか入れない部屋なんてのもあるのですよ。

順番待ちの間に注意書きを読まされるのですが、たった30秒しかはいれないのにも関わらず、具合が悪くなったらすぐに係員をお呼び下さいなんて書いてあって、ドキドキしてしまいました。

いやーそれがめっちゃ綺麗で具合悪くなるどころか、10分でも入っていたかったのですけどね。
楽しかったーー!!





これは撮影を許された作品です。この他の絵画もそりゃあPOPでキャッチーでカラフルなものばかり。
かなり不気味といえばそうなんですけど、どっかに突き抜けた明るさと可愛さがあるのが草間彌生の特徴です。細かく描かれた線画のなかに可愛い女の子のモチーフが隠れててそれを探すのも楽しみの一つです。
草間ワールドにどっぷりと浸ったあとはたいがいのものがつまらなく見えます。

さすが世界一愛されるアーティストです。芸術です~


内容は少しずつ変わりますが常設ですので松本にお出かけの際はぜひともこちらの草間ワールドを堪能してくださいませ。

こちらのバスは新宿松本間を一日一回往復する草間彌生デザインの「草間号 幻の華」です。

新横にこれに乗って行きたいけど長野からは運行してないの~(T▽T)





さてとそのあとはD友さんとランチしながら大ちゃんの話をたくさんしましたよ。

よく一般論とか理想論とか言うと馬鹿にされることもあるのですが、でもそれはやはりいろんな人が色々と考えた知恵であって、それはいわば考え方のベースみたいなもの。
安定したベース(土壌)があってはじめて、その上でいかようにもジャンプし、飛び立ち、花開くことができる。

今の大ちゃんにはこれまでのようにフィギュアスケートという地盤はない。いわば宙ぶらりんの状態だからファンとしては心配になってしまう。

だけど普通なんてのはどこにもない。草間さんにとってはなんでも水玉に見えるのが普通だし、大ちゃんには大ちゃんにしか見えないものが多分あるんだろう。

ソチで大ちゃんは、本当に燃え尽きるほど全部放出した。自分でも認めるくらい頑張った。

だから今はとにかくいろんなことをやってみればいい。やりたいことをするといい。

大ちゃんはとにかくまずは楽しんで、失われた時間を取り戻し、そしてゆっくりと自分自身の基地をつくればいい。

とりあえず大ちゃんに歌子先生とモーコちゃんという帰る場所があってよかった。

なんてとりとめなく話していました。あっという間の4時間でした。

Fさんほんとに有意義な一日をありがとうございました。前回は一緒に軽井沢のセゾン美術館、今度は松本市美術館ときて、さてと今度はどこに鑑賞に行きましょうか?

今からまたご一緒できるのが楽しみです。





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