昨日は家庭画報の発売日。3ページの特集でしたがやはりお写真には見とれてしまいますね。
会社の方にもお見せしたところ、随分と大人の雰囲気になったねえと言われました。
まっすぐカメラに向けられた瞳からは落ち着きと自信が感じられましたし、その佇まいにはたしかにこのハイソな雑誌に見合うだけのエグゼクティブな存在感がありました。LOTFに関して語る言葉にもこれまでにないほどの前向きさがありますので、その気になった大ちゃんのスーパーステージが拝見できそうですね。そして今後もさらに活躍の場を広げて行かれることでしょう。阿国のダンスには歌舞伎の関係者と思わしき着物姿の男性陣も拍手喝采されてたそうですし、私も楽公演。ロイヤルシートから身を乗り出すようにして見ている方々を目撃しました。この才能を各界がほうっておく訳ありませんからね。
今回の画報に掲載されている中村七之助さんの記事も読みました。歌舞伎ってこれまではまったく知らない世界だったのですが、氷艶がきっかけでだいぶ関心が深まりましたよ。
「僕たちもそうですが、現代の環境ではまるで浮世絵の中から出てきたような風情はなかなか身につかないと思います」
という文が目に留まりましたが、大ちゃん演じる義経にはそうしたオーラがあったと思います。
氷艶を振り返るとき、染五郎さんをはじめとする役者さんたち、もちろん大ちゃんにも間違いなくカリスマを感じましたし、俗世間から乖離したそういう存在が各種のエンターテインメントにおいてどれほど貴重か、そしてその人たちが集まって精一杯の力を出し切ればどれほどの事ができるのかをこの目で確認できたのは私にとって素晴らしい体験でした。
うちの娘なんか歌舞伎も見たいと言い出したくらいです。
私なんぞはともかく、氷艶を通して若い世代にも歌舞伎に興味を持ってもらうのが、この公演のなにより目指すところだったのでしょうから、それは間違いなく成功したと言えるでしょう。
娘はドラム タオも東京ゲゲゲイも見に行きたいと言ってますので、ちょっとやばい世界に引き込んでしまったなあと親としては危惧するところではありますが・・・・・でもまずはLOTFをお友達と一緒に観にいく予定です。私も彼女たちの感想を聞くのが楽しみです。
◆第二幕 第二場 岩長姫寝所の場
あらすじを書くにあたり、このタイトルを読んで初めてあの場面は岩長姫の「寝所」だったと知り、ちと動揺してた私です。
まあそのあたりはあまり想像しないようにして。。。。(笑)
傷つき、乱れた姿で床にうずくまったままの義経に岩長姫が語り掛けます。
「義経殿・・・義経殿・・・・其方と話がしたかった・・・」
最初はその美しい心を引き裂いて殺してしまおうとおもっていたが、見てるうちにすっかり大ちゃん・・・いや義経の虜になってしまったと告白する岩長姫。
そしてそこからの台詞がこれと来たもんだ。
「その麗しき瞳」
「甘い吐息」
「かぐわしい男の香り」
「そなたのすべてが妾(わらわ)を酔わせるのじゃ」
おおおーー岩ちゃん!!!なかーま!我らが同志! わかってるぅーー!
リンクは青黒く沈んだ深海の底みたいな照明でしたが、会場の温度がぶわっと上がった気配を感じましたよ、あの時は。あはは。
会場内に潜む岩長姫とその仲間達の情念がますますやばいことになってまいりました。
と、こんなところで切るのは申し訳ありませんが、もう行かなくちゃいけないので続きはまた今夜にでもー。
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