物議を醸すルール改正 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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6月といえば長野は薔薇の季節なんですけど

スケートファンにとって6月はアサインの発表月ですね。

 

 

かなだいも競技続行することだし現地応援できるかどうかは別としてどの試合にインするかが楽しみです。

 

NHK杯はぜひ来てほしいなあ。

 

まあでも五輪の翌年だし、昨年からの流れでいけば民放の地上波放映は縮小されてしまうかもなんて今から心配しています。たぶんネット配信はちゃんとしてもらえると思うんですけどね。

 

これまで長い間ゴールデンタイムで放送されてきたのであまり関心がない層にも目に留まる可能性があったし、周囲とのちょっとした会話から意外にスケートをご覧になってる人が多いのを知って嬉しくなったりしたものですけど、有料放送となると難しいですよね。

ここでだって有料放送の内容をむやみに拡散できませんし、テレビ局の方も著作権については公式アカウントで注意喚起しています。肖像権についても同様です。こんな素敵な選手がいるの!と発信したくても演技を見てもらわない事には話しになりません。

 

昨年もちょっと危うい感じでしたが、今後同じ職場の皆さんと演技を共有する楽しみが減ってしまうのは寂しいなと思ってます。

異なる視点からの感想に私も教えられることが多いからです。

 

しかし余計な煽りやCMに支配されず、会場で観るのと同じ形で演技が見られるとしたらやはり嬉しいかな。ルールは分からなくてもこのスケーターいいなあとか、この曲好きだなあと単純に楽しむのが私の本来のスケート鑑賞スタイルでした。

 

ですが昨年末の全日本の結果はいまだに私の中では後を引いていて、釈然とはしてないのです。それは別にかなだいが選出されなかったからではなく、競技に携わる関係者は当然ファン層の拡大や競技発展のために全力を尽くすものだと信じていたのが裏切られたという感覚です。要はスケート界そのものに不信感を抱いてしまったわけです。

 

別にこの感覚が正しいとは自分でも思っていませんよ。

 

我が推しが一番ないがしろにされているとは誰もが思いがちなこと。誤った被害者意識はロクでもない憶測を産みます。それに問題点があれば選手たち自身が主張し改革するべきで、外野が口を出せる事じゃありません。

 

しかしなんかこう、いったん抱いた不信感をフラットに戻すのは容易ではないので、2022-2023シーズンは競技としてではなく、演技鑑賞に徹しようと考えています。かなだいも順位よりまずプログラムの完成形を見せたいと意気込んでいるはず。

 

シーズンインは7月ですが、すでに本格的な練習も開始されている模様。心機一転、笑顔でスタートしたからには笑顔で締めくくってほしいですね。とにかく新プロがあと3つみられるというのが一番の楽しみです。

 

それは別として五輪の翌年は大きなルール改正があると前々から覚悟はしてましたが、いや予想以上でしたね。

 

まず私でも理解できるのが女性アイスダンサーのスカート着用義務の解除。いままでも男子のタンクトップOKとか、女子シングルのタイツOKとか衣装については徐々に改定されてましたが、ようやくという感じです。

RDの課題がストリートダンスでしたし、時代に即してダンス表現にもっと自由で新しい風を取り込みたいという意図がありそうですね。ISUはかなだいのソーラン節にかなり高い期待を寄せていたようですし、固定観念を打ち破る楽しいプログラムが誕生するのを待っているのかもしれません。

 

男女の役割なんちゃらではなく、二人の人間が一つの世界を創り出すようなアーティスティックな演技も増えていきそう。

 

一方でちょっと判断が難しいのが演技構成点の再編集。

前にここでもPCSの項目を3つに絞るという案を紹介し、それに感じた疑念を書いておりましたがとうとう決定してしまったんですね。

日本からは私が主張してたのと同じく、評価基準は多岐にわたる方が良いという反対意見が出されたんですが却下されてしまいました。

3つに減らすというより統合するという意味合いらしいですけど、確かに5コンポーネンツをまともに見分けて採点してたのか?という疑問は無きにしも非ずで、もともと大雑把だったのかもしれません。

 

ただし、PCSとTESでジャッジを分ける案に関しては2シーズンかけて検証するとあります。そうなるとまた5コンポーネンツに細分化されるかもしれませんね。混乱や曖昧さを無くすためとありますが、5つだろうが3つだろうが要は基準が広く一般にも分かり易く説明できるのが大事で、選手ごとに運用が変わればそれはルールではないとはっきりさせていただければ結構です。

 

これはもう誰のファンに限らず主張してますよね。でも本当にそこが難しい。観客には判断基準が明らかにされないからです。

ジャッジごとに異なるのは全日本とワールドの得点の乖離が何よりの証拠です。

 

で、その中でも重要な意味を持つSSですが、何を持ってしてスケーティングスキルとするのかが曖昧でしたよね。

ディープエッジと伸びるスケートで正しいステップを踏めるのが高いSSの根拠だとばかり思っていたら、高難度のジャンプを跳ぶのもSSが優れているからこそって解釈に基づき、複雑なステップよりもクアドの成功率=高SSという運用になりました。

そしてその高難度ジャンプってルッツとフリップの事だと思ってたら、難度はほぼ一緒だから4回転は全部同じ点数にしようっていう案になり・・・・ま、これはまだ採用されてませんけどね。私にはわけがわかりません。


とにかく3つに絞ったことによってSSが得点全体に占める割合は高くなりました。それだけ重要視されるってことですが、
何を考えているのかジュニアFSのステップシークエンスがコレオシークエンスに変更されました。

 

これってつまりステップでレベルを取る必要がなくなり、それにかかる時間が短縮されるということです。

 

もちろんそれでジュニア選手の負担は減りますが、これまで以上にジャンプ偏重プログラムになるのは疑いようもないことです。

プログラム表現の幅を拡げるために導入されたコレオですが、実際は省エネパートと化す傾向にありましたからね。

 

じゃあ何を持ってSSを判断するのか?
それはわからないけど、観客が見て楽しめる競技からはだんだん乖離していくんじゃないかと危惧する人が多いのはごもっともです。

 

まあアイスダンスの細かいルール変更に関しては元々見てもわかりませんが、来期のシングルがどうなるのかも実際に観て見ない事には何とも言えません。

 

ジャッジもきっと手探りだろうなと感じます。だからこそいくら公平だと主張されても疑念が残るのは今から覚悟しておきます。

 

選手はあずかり知らぬところで決められたその年のルールに出来るだけ沿う努力をするまでです。

 

だからこそ誰が優れているとかそうでないとかの価値判断は自分自身で決めていいのだと私は以前から思ってます。それがジャッジと違うからといってあまりイライラしてたら損です。

 

ルールが変化しても滑る選手の美的意識が変化するわけじゃないでしょうし、やっぱり良いものは良い!ってなることを期待します。

 

元々大ちゃんはルールの限られた枠の中で最大限お客様を引き込む演技がしたいという強い欲求がある人ですから、来期もぜひそれが適うのを願うまでです。それに結果が伴えば何よりなんですけどね。

 

 

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