院生になると、「院生室」という専用の居場所ができるのが一般的です。

 

経験的には、教室(講座)毎に、教員の部屋(教授室、准教授室とか)と実験・実習系の部屋(実験準備室とか実験室とか)が同じ区画にあり、その一角に院生室もあるというイメージなのですが、これは「理系」の場合。郁のように実験・実習室のない文系の場合はちょっと違うようです。

郁大の場合、院生は、学部・研究棟内にある複数の院生室のうちの一つの部屋に自分のスペース(机と本棚など)をもらうのですが、どの院生室になるかは、院生自治会なるものが決めているのだそうです。郁は、博士課程の先輩と同室になっています。同室の先輩は、研究指導教員は郁とは違うのですが、「院生としての生活」について、いろいろと教えてもらっているようです。

院生室は、各自専用の机と本棚、ロッカーがあり、冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット・・・など共通で使える生活用の家電も設置されています(というより、もしかしたら、誰かが持ち込んだ(?)のかもしれませんが)。そして、驚いたことに共通で使用できるベッドもあるらしい・・・。先輩によると、いざという時のために、自分のシーツをロッカー内に入れているらのだそうです(共有のベッドに自分のシーツを敷いて寝るという仕組み)。郁は、理系の友人から、1人に1ベッドないことを驚かれたといっていましたが、そもそも文系の院生室にベッドがあることの方がびっくりです。さらに、教員用にはシャワー室もあるようで、宿泊した時には使用してもいいという話まで・・・。

 

実験・実習がないからといって、文系の院生が決して「閑」ではないということなのでしょうね(母の元々の認識が誤ってる・・・<(_ _)>)。すでに、ゼミの報告準備の段階で先生から「学部生ならこれでいいけど、院生だから・・・」とダメ出しをされてひーひー言っている郁なのでした。