9月に入り、25年卒生のサマーインターンシップも終盤です。

この夏は、本業(研究)そっちのけでインターンシップを頑張っている郁。参加予定の5社のうち、3社が終了。残すところあと2社となりました。技術系ではないので、示された課題に対してグループで解決策、あるいは企画案を提案するという形が多いようです。最後の個別フィードバックでは、担当者がみた強みや弱み等を元にいろいろな助言がいただいていました。インターシップは、ただ仕事体験をするということだけでなく、フィードバックの内容を自分なりにどう捉え次につなげていくかが重要なのだと感じました。

外資系企業はインターンシップからそのまま採用選考に入っていくところもあるのですが、日本企業の場合は、早期選考につながるとしてもまだまだ先の話です。ですから、25年卒生のうち、この時点で内定持っている学生はほとんどいません。

 

では、24年卒生はどうでしょうか。

リクルートの就職みらい研究所が公表している「就職プロセス調査(2023年9月1日調査)」によると、学部生が91.5%、院生が98.8%と、こちらは就活が終盤というところでしょうか。

この調査は「リクナビ」の調査モニターだけを対象としていて、対象者数(大学生 1,024人、院生 337人)も少ないのですが・・・。厚労省が実施する「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」は、10月からなので、今あるデータとしてはこの「就職プロセス調査」が代表的なものということになります。

 
2月からの推移をグラフにしてみました。

図 2024年卒業予定の大学生、大学院生の就職内定状況の推移

(データ出典:就職未来研究所;就職プロセス調査「2023年9月1日時点内定状況」,2023/09/08)

 

学部生は、全体のグラフと文系のグラフがほぼ同じです。学部生のモニターに文系学生が多いので、平均がそっちに引っ張られているということです。考えてみれば、学部ではもともと文系学部生の方が多い上に、理系は院への進学率が高いので、学部での就職希望者数は文系が多いということになります。大学院は、対象者数が少ないこともあり、データは全体と理系しかありませんでした。このグラフでは、大学院(理系)のデータを示していませんが、その推移は、ほぼ大学院(全体)と同じでした。つまり、学部とは逆に、大学院生は理系学生が多いので、結果として全体の結果は、理系のデータに引っ張られるということです。まあどちらにしても、このデータでは、24年卒生の内定率はすでに9割を超えており、順調に伸びているといえるのでしょう。

それにしても、卒業前年の2月の時点で、学部生は5人1人、院生は3人に1人がすでに内定を持っています。2月といえば、サマーインターンシップから半年。できれば、それくらいまでに決まって、残りの時間はしっかり本業に取り組めるのが理想的なのだと思います。

 

頑張れ、郁!!