モンゴルだるま@ウランバートルです。
ウランバートルでヒキコモリです。愛犬・ソートンが草原で牧羊犬をやっているため、早朝・夕刻のお散歩などが無い上に、自宅作業で済んじゃう仕事ばかりが蓄積してしまっているため。

草原生活だとゲルん中でうだうだしててもつまらないので、近くの水場でアカツクシガモの親子の成長記録を取ったり、子供と草サッカーやったり、意味もなく走ってみたり、馬に乗ってたり、羊やヤギの放牧に行ったり、牛の乳搾り手伝ったり、家畜柵の糞掃除したり、牛糞拾いしたりとアウトドアな作業が中心になるわけですが、家の中だと、なんでこうグタグタしてても飽きないのだろうか?

外が暑かったり、雨降ってたりってこともあるけれど、まぁ、独り暮らしでこんなに自堕落になったのは久々・・・。
ウランバートルの空気、燃料不足だっつー割りに、排ガス臭くって、目がちかちか、鼻毛急成長中?ってな感じだったりね。まあ、家でぐだぐだしてても愛犬に叱られたり、外に行こうぜ!な要求をされたりしないことが一番大きい。

お友達の多くが田舎行ってたり、日本に一時帰国しちゃってたり、お仕事中だったりってこともあるね。

それにしても・・・燃料不足、どうなるんかいな?

一応、ソドモンゴルのプリペイドカードでは1トン分くらいのチャージが出来ているのですが、ソドがダメだったら、他はプリペイドカード持ってないぜ!
と思ったら、まぁ、いろんな人から先日の燃料不足で困ってる記事のご意見・ご助言いただきました。
皆様、ありがとうございます。
まぁ、不足、という場合は、20-30リットルとか100リットル単位でのタリねー!っていう事情なので、1-2リットル(つまりは5-10km分)くらいの節約にひいこら言ってるわけではなくなってきました。
会社的には、ほっなわけですが、ナーダムをあと2週間足らずに控え、どうなっちゃうんでしょうか?

というわけで、行列に並びながら、手持ち無沙汰っぽいドライバーさんとか、ガソリンスタンドスタッフにいろいろ聞いてみました。


で、ざっくりとした現在の状況なぞ。

ディーゼル燃料不足は細々解消されている模様。午前中に行けば、ソドモンゴルなら40リットルまでの配給で確実に入手可能っぽい。むしろガソリンA-92 が不足気味らしい。なんというか、完全に石油系燃料輸入会社の策謀って気がする。(ロシアの燃料輸出制限はとりあえず友好国モンゴルは適用解除らしいので、輸入自体はされている模様。ナーダム以降はもうちょっと緩和との噂あり)ご心配いただきましてありがとうございます。40リットルあれば、エコカータイプの普通乗用車なら800km、ジープタイプでも240km、ラブワゴンだと280kmほど走れます。ちょっとだけ行動範囲広げられそう。

ちなみに、私の煩悩を満たしてくれるパワースポット・ハマリンヒード寺院のあるサインシャンドや、イヌワシはばらくバヤンウルギーなどはガソリンでも1ℓあたりが2000tgに値上がりはしているものの、入手不能!という事態ではないそうです。
フブスグルはちょい引き締め気味で、時間によっては、完全シャットアウト状態のときもあるようです。

ただ引きこもってたわけではなく、一応、地方にも聞いてみました。

いろんなところで、ロシアや中国からの石油系燃料の輸出制限によって、モンゴルの鉱山利権交渉を優位に進めるための締め付け作戦が取られている、などとモンゴルの燃料対策の脆弱性を批判する論調もあり、それもまた嘘ではない、とは思うのですが、どっちかというと、私は石油系燃料の輸入会社同士のインサイダーな取り決めによる出し渋り、値段上げ作戦ではないか、という印象が強くなってきています。

大統領筋や政府筋から中国政府への燃料輸入依頼などもしているようですが、ぶっちゃけ、ロシアから燃料が安定供給されるんなら、粗悪で車のエンジンを痛めつける混ざりモンだらけの中国製をわざわざ混ぜ込む必要はないのではないか?と思ったりもします。
それに、モンゴル人遊牧民や炭鉱夫とトラブルの絶えない中国人たちをのさばらせるようなことはやめてよーっとも。

日本も節電・省エネにコレ努めねば、というご時勢ですが、モンゴルも同様であります。
なるべく田舎に行くときは、友達などで乗り物シェアして行くのがお勧めですね。

一応、燃料確保、車両手配のネットワークの確保が出来てきたので、少し、ゲストハウスなども回ったりして、「省エネあいのり乗馬ツアー」とかも企画営業していこうかな、と思います。

せっかくの夏だから、ウランバートルに閉じこもってなくて、できる限り、多くの方にモンゴルの草原のクリーンでノンビリ・まったりな空気を味わっていただきたいと思ってます。