宮澤賢治 土神と狐
嘘と誠。美と醜。賢治の書いた恋愛物語。三角関係の話なので大人向きの童話です。狐は教養がありいつもおしゃれです。しかし時にうそをついてしまうクセがあります。土神は醜く誰からも相手にされない存在。しかし神であり正直者です。物語は一本の美しい樺の木(女性)と2人の会話が描かれています。結末は切なく悲しく不気味な終わり方をします。私はこの物語が大好きです。そしていつも狐と自分を重ね合わせてしまうのです。相手を喜ばせたいために、つい嘘をついてしまう狐が哀れでなりません。狐は自分をよく見せたいというよりも相手を喜ばせたいのです。このキモチ。わかる人にはわかるとおもいます。この物語こそ、この曲がふさわしいと思います。ノルウェー室内管弦楽団の公式Youtubeです。最近はいろいろな合奏団が宣伝用に自分たちの演奏を上げていて嬉しいです。