anata | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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出会いは突然

嵐のようにやってきた。

雷が落ちてきた衝撃。

あなたから目が離せなくて。

ただあなたを見つめていた。

嫌いだと思いながらも

惹かれてゆく想い。

あなたの見つめる先には

私じゃない彼女がいた。

最初からわかってたはずなのに。

好きにならないって決めてたはずなのに。

どうして優しくするの?

いっそ突き放してくれたなら。

好きになんてならなかったのに。

嫌いにさえさせてくれない

あなたの優しさが憎い。

嫌いになりたいのに。

あなたを嫌いになれない。

その微笑みは私だけのものじゃないって

わかってたはずなのに。

わかってたはずなのに。


優しく笑うあなたを

今も忘れられない。

好きでしかいられない。

あなたを当たり前のように掴むその手も

貴方の名を呼ぶ彼女を

羨ましくてたまらない。

私は今日もあなたを嫌いになれず。

また新しい明日を迎える。


どうかお願い。

もう

優しくしないで。

心の中で呟いた。