沈丁花 | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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もしも向かっている先が地獄の果てでも

絶望の果てだとしても。

君は迷わずに走っていくんだろう。

先に何が待ち受けても

君はきっと戦うだろう。

その気高く美しいままに。

僕も共に戦いたいと思った。

毎日襲ってくる

理不尽な人生に。

毎日叫びたかった。

理不尽な社会に。

けど君は君らしく

戦いながら生きている。

正しくないものには正しくないと

そう声を上げて

正しいものには君は正しいと

共に生きようと

手をとる。

まるであの気高く生きた

ジャンヌダルクのように。

僕はいつも戦いから逃げていた。

理不尽なものにも見て見ぬふりをして

社会の序列に疑うことすらしないまま

そしてなんとなく

雲の流れるまま

その流れに逆らうことすらしなかった。

でも君はいつでも戦っていた。

理不尽な何かと

いつも前を向き

戦ってたんだ。

後ろを振り返る事すらしない。

ただただ前へと

だから僕も戦うと決めた。

理不尽な何かと

理不尽な僕自身と。

戦うと決めたんだ。

だからもう僕のことは心配しないで。

いつも君の背中を目標に

前を向いて歩いて行くから。

もう後ろを振り返らずに生きて行くから。

だから悲しそうに微笑まないで

君が教えてくれたから。

生きる意味を

諦めてはいけない明日だって。

だからもう諦めたりしない

明日と言う日を。

理不尽でも明日の自分を諦めたりしない。

そう君に再び誓うよ。

沈丁花の咲く頃に再び。