例えば仕事先で言われたデリカシーのない言葉や、

悪気がないから責められない恋人の行動、

理不尽に当たり散らすストレス発散させたいだけの人からの攻撃や、

止めても意味がなかった大事な友人の怪しい仕事、

美味しくない料理が出来上がってしまった時や、

家族が心配してくれるからこそくる、見えないプレッシャーや、

自分の自信がある分野でも実力不足だと感じた時。

いつも買う商品が置いてなかったり、

いつも通る道は工事で通れなかったり、

ちょっと人と肩がぶつかってしまったり、

相手のこうしてほしいって気持ちを上手く察せなかったり、

新しく買ったメガネのピントは度が強すぎて合ってなくて、

目の前がくらくらして、うまく歩けない。

ああ、そっか、メガネのせいか。

だから物事にもピントが合わなくなってるんだ。

新しいメガネのせーだ。

誰にでも日常的にあるような、小さな不満とか不安をぶら下げて、色んなものにピントを合わすのが辛くなって、下向いて歩いてた。

下北沢駅から目的地に向かうため電車に向かい、エスカレーターに乗って下ってくと、下を向いて歩いてたピントが合うはずのない私の目に文字が飛び込んできた。

注意書きだ。

危ないから、こうやって書いてるんだ。

わかりやすいように。

怪我しないように。

…よく考えたらメガネしてる時、眉間にシワ寄せてしかめっ面して目細めて、無理矢理見よう見ようとしてたかも。

そんなことしたら余計に見えなくなるし、寄せるのも、細めるのもやめたら、もっと見えてくるかも。

度が強くたって、そんなのは最初だけで、次第に慣れて心地良くなるはず。

立ち止まった考えばかりしてたら、

そこから先に進めるはずもない。

考えを変えたら

きっとピントが合ってくる。

あの注意書きは、そういう意味で書かれた注意書きではないけど、笑。

今の私にはハッとさせられる言葉でした。

そんなわけで下を向いて歩いても、ちょっといいことがあったよというお話でした。

さて、だんだんメガネにも慣れてきて、元気になってきた無希ですが、だいぶ前の年賀状のお話をしていいでしょうか？笑

今年はいのししですね！