蛍 | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


夜、近所に蛍を見に行きました。


毎年怖いと嫌がっていた長男。


今年は大はしゃぎで楽しんでいました。


「ピカピカ光っと~!」「きれいやなぁ~!」


「蛍待てぇ~」「パパ捕まえて~!」


…という訳で、1匹持って帰って来てしまいました。


瓶に入れて嬉しそうにしている長男。


しかし、どんどん元気がなくなっていく蛍。


「可哀想だからバイバイする?」と聞いてみたら


「あかん~!嫌!」と譲らず…


「蛍はお水が綺麗な川じゃないとあかんのやで。このままやと死んでまうよ?」と話してみたら


「死んだらあかん~!」と即答。


「バイバイする~」と言ってくれたので、川に逃がしてあげました。


敦希が亡くなってから「死ぬ」と言う言葉は避けてきました。


長男はその言葉の意味も分かっていないと思っていました。


でもいつの間にか、ちゃんと分かっていたんですね。


私も旦那も蛍を逃がしてあげた長男の優しさに感動して、たくさんたくさん長男を誉めてあげました。


さすがお兄ちゃんだね!


このまま、たくましく、優しい子になってほしいです。