出産後すぐに三男の病気を知った

でも、落ち込んだのは一瞬だった

それは病気でも生きていてくれることがどれほどの幸せなのかということを私は知っていたから。

こういう言い方は嫌だけど…

敦希の時の経験があったから、最初から前向きに考えることができていた

三男が頑張っていたから、私も頑張れた

何事も頑張ろうって前向きだった

でも、三男は亡くなった

私が頑張る意味がなくなった

生き甲斐もなくなった

ずっと見ていた前向きな明るい未来も、今は全くない

見ようとしても何も見えてこない

長男がいるのに何言ってるねんと思われるかもしれない

でも、大切な我が子を亡くした人なら、きっと私のこの気持ちは分かると思う

前にも書いたけど、理屈と感情は別のもの

経験していない人に理解しろという方が難しいんだろな

私も経験していなければ、理解はできなかったと思う

私だってこんなこと経験したくなかった

しかも2人も…

まだ三男の死を受け入れられない

あまりに突然だった

信じられない

ただただ呆然と、淡々と過ごす毎日

『今日は病院には行かない日』という感覚で過ごしている

でも、明日も明後日もその先もずっと三男には会えない…

そう自覚した時には何もかも嫌になる

何のために生きてるんやろって思ってしまう

現実と向き合うことができないでいる

私はこの先どうやって生きていけばいいんやろう

目標も生き甲斐も何もない

でも、きっと敦希の時のように時間が少しは悲しみを癒してくれる…はず

そのうち何年もかけて、前向きに考えられるようになるのだと思う…たぶん

今はどん底でも、真っ暗闇でも、そのうち自分がどのように生きていくようになるかが分かる

敦希の時の経験があるから…

2回目だから分かるなんて…皮肉だな

何で2人も子どもを亡くさなあかんのやろ

頭の中はこの言葉と、三男を亡くした日のことがグルグル回っている

年が明けておめでたいことなんて何もない

だから私は言わない

卑屈になりたくないけど…