あーん
彼に逢いたい……
「あのね、彼くん、一緒に美味しいもの食べに行きたーい!」
「ランチからのアフタヌーンティーですかね?お嬢さん まぁ…逢えるまであとちょっとやん。ほんのあとちょーっとやん」
「んー」
「アフタヌーンティーはね、そこそこ食べるものあるから、ランチしてから行ったらきっと食べられないよ?だってランチでガッツリ食べちゃうでしょ?」
「だから、軽くモーニングからのちょっと間隔あけてアフタヌーンティーからの夕方からお寿司だわ」
「ねー。『んー』ってなってたのは、《まだ逢えないの?》じゃなくて、どうやったらアフタヌーンティーを全力で満喫できるか…考えてたのね」
「ほんと、面白い子」
独身同士なのでね
いつ会っても問題ないんだけどね…
彼の中での区切りは
弁護士さんに代理を頼んでいる年金分割の処理が終わって、全て完了するまで…なんだよね
彼がそう決めてるなら
それはそれでいいんだけど…。
もうこんなに逢ってないので、『待て』と言われたら
まだ忠犬のように待てます
でもやっぱり
逢いたいなぁ~