やがて私は高校生になり、さすがに理性が働くので何気に暴力を振るう事はなくなったが、少なくとも中学生ぐらいまでは同級生や下の兄弟に手を出してた記憶がある。
そこで私の暴力は終わったかと思いきやそうではない。
冗談で相手を叩く関西漫才のごとく突っ込む時にバシッ、興奮するとバシッ…友人や恋人に手を出していた。
たまに怒る人もいたが、私自身は『なんでこんな冗談で怒るんだ、心狭いなぁ』という認識であった。また、他にも母にそっくりな点があった。
なんかあるとすぐヒステリーやパニックを起こして冷静な判断が出来なくなるのだ。
相手が痛い程の突っ込みやヒステリーが大人として恥ずかしいとはまだまだ長く気づかないままで私は社会人となってしまう。

→つづく

※のんびり更新すみません。