震災をきっかけにした結婚のケース | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

震災後、離婚相談2倍に。震災婚は3タイプあると判明
 2011年3月11日に起きた東日本大震災を経て、日本人の心象風景は大きく変わった。
 震災後には、..........
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震災をきっかけに結婚にいたる、いわゆる「震災婚」には3つのパターンがあるという内容の記事です。

その3つとは、「吊り橋効果結婚」「絆を形にする震災入籍」「長すぎた春に決着婚」。

いわく、「『吊り橋婚』は、吊り橋の上にいるときのような不安な心理状態の時期に出会ったカップルが恋に落ちやすいことから、震災後に出会って結婚したケースを指します。残りのふたつはもともとつきあっていたカップルが結婚するケース。



最初の「吊り橋婚」の定義を見て思い出したのは、昔キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが共演した「スピード」という映画。危機的状況で出会った二人は、ストーリーの最後(事件が解決したとき)にカップルになるのですが、そのときに「極限状態で結ばれた二人は長続きしないらしいよ」という主人公の台詞がありましたね。

実際、震災をきっかけとして昔の交際相手に連絡をとって再びカップルになるというケースもあるようですが、「震災後、ヨリを戻したカップルはすでに破局している!?」というこちらの記事もありました。

生きるか死ぬかという特殊な状況を経て「この人だ」と確信する・・・という面もある一方で、そのように「普通ではない状況」において感じたり決めたりしたことが、落ち着いてみると「一時的な感情だった」ということもあるのでしょうね。

以前、身内を失った人のサポートグループに数回顔を出した際に、グループを総括するセラピストの方が「今は大きな決断はしないこと」というアドバイスをしていましたが、それはやはり、身内の死のような大きな出来事があったあとでは、普段とは違う心理状態にあるから・・と言う理由でした。

個人的には、交際をはじめたり、結婚を決めたり・・・というのは「きっかけ」がないとできない人もいるわけなので、そのあとどうなるかはともかくとして、そのとき「そうだ!」と思ったのなら行動に移すべきだと感じます。

たとえ後で「やっぱり違ったかも」と思ったり、うまくいかなかったとしても、それが無駄だったとは思いません。少なくとも「あのとき連絡していたらどうだったかな・・・」と思い悩むことはなくなるでしょうから・・・

こちらの記事「まず出会いありき」にも書いたように、人との出会いや、知り合う過程において、自分についてより深く学んでいるのだと思えば、人生に無駄な出会い(それが昔の恋人との再会だったとしても)というのはないのではないかと思います。