有名シェフが2型糖尿病だった | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

アメリカの食生活が生活習慣病を招きやすいことはよく知られています。

最近のニュースでは、Food Networkなどの料理専門チャンネルで番組をもち、料理本を何冊も出している有名シェフ、ポーラ・ディーンという人が、実は3年も前から糖尿病だったということが明らかになり、物議をかもしています。

彼女の得意料理はバターや砂糖をたっぷり使った南部料理。2型糖尿病は肥満が原因でかかることが多いことから、彼女が糖尿病を公表しなかったことが道義的にみてどうなんだ?ということでメディアで騒がれています。

最新のTIME誌にも取り上げられるほどで、その記事では「診断から公表までの3年間の間に、料理以外でも食べていけるようにほかの商品を開発したりしてブランドを確立した」というニュアンスも。

また、実は糖尿病を治療するための薬を開発する会社のPR担当として雇われたそうで「病気を引き起こすようなこってり料理のレシピをさんざん紹介したあげく、今度はその会社の薬を売りつけて金儲けか」といった感じで攻撃する報道も見られます。

日本的な感覚からすれば、こちらのブログにも書かれているように、テレビや本で紹介されたレシピのカロリーや栄養分析をして実際に作る選択肢は個人にあるのでは・・・・というところでしょうか。

言ってみれば「私が病気になったのはマクドナルドの料理を食べ続けたせい」と非難するようなものですよね。

ただ、糖尿病治療の薬を作る会社のPR担当となって・・・というところで、こちらの記事ではこの会社が作る薬ががんを引き起こす可能性があるなど、その有効性に疑いがあると指摘されています。いわく、「彼女の料理か、彼女が勧める薬のどちらがより害をもたらすか判断できない」。

いずれにしても、この一連の報道からは「何が健康的な食事か?」ということは必ずしも一般大衆にとって明確なことではないのだ、ということを再認識させられます。

長男の学校のカフェテリアで出されるメニューを見ても、もし毎日毎日食べているのだとしたら、よほど家庭でフォローしてあげないと将来が心配だなあという気がします。アメリカの学校のランチについてはこちらにも書いた通りです。

アメリカで生活する際に最も気をつけなければならないことのひとつではないでしょうか。