翼を広げて / ZARD | Kaho's blog


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ZARD44枚目のシングル。

DEENへの提供曲なので、
セルフカバーになりますね。

収録自体は93年頃?らしいですが
結局アルバムに収録されることなく
ずっと眠り続けていた曲なんだとか。

(話は飛びますが、森進一さんへの提供曲
 『さらば青春の影よ』も
 セルフカバーが存在するとか。
 この際「ZARDセルフカバー集」として
 世に出してもらいたいんですけどね)


両A面なこと
ジャケットの泉水さんがカメラ目線なこと
表題曲が愛果さん作曲じゃないこと
織田さん作曲なこと
編曲が明石さんなこと

…で、やたら「○年ぶり」
という冠がつくシングルではありますが


歌詞について。

「夏の落とし物」
「洗い立てのシャツのような笑顔」
という、わたしにはとても出来ない
泉水さんらしい表現が
所々に散りばめられてますね。

「ダイヤル回す」なんて
まさに90年代って感じ!

いまだと「ケータイ握りしめる」
なんて表現になるのかしら^^;

「切なさ 抱きしめた」
っていう歌詞もすき。

“君”に電話をかけられなくて
部屋にひとりきりな“僕”
が、鮮明にイメージ出来ました。

そして2番。

 飲みかけの缶ジュース
 肩を寄せて夢語り合った
 あの日を見つめてた

『あの微笑みを忘れないで』と
共通性がある歌詞ですよね。
いかにもZARDらしいです。

2番Bメロが終わると、
一気に曲が盛り上がります。

サビの歌詞は

 翼を広げて旅立つ君に
 そっとエールを送ろう
 誰のためじゃなく ただ君のため
 愛してたよ

ですね。

DEENやWANDS、FOVなどの提供曲だと
歌詞は基本的に男性主人公で
(実際にこの曲も一人称は「僕」)
つまり「君」は女性になるわけですが

ZARD(女性主人公の詞)に見られる
「夢に向かって頑張る君を
 一歩引いた所から応援してるよ」
ってメッセージは共通してる気がします。

この部分は性別関係なく
泉水さんが伝えたかったメッセージ
なのかもしれませんね。


サビの詞、
最後の「愛してたよ」が
ずっしりと来ますね。

自分の気持ちを抑えてでも
「君」のために「君の夢」を応援する
って気持ち、わからなくもないです。


ちなみにわたしが一番すきなフレーズは

 Friday night 君の部屋へと急ぐ
 いつもの僕はもういない
 騒ぐ人影 窮屈な道
 街はブルースさ

ってところ。
メロディとうまくマッチしてて
情景が思い浮かべやすくてすきです。

カラオケで歌うとスッキリしますし。笑

ちなみにジャケ写もかなりすきです。
カメラ目線な泉水さんって珍しいし。

皆さんは『翼を広げて』、いかがですか?


夏帆。