最近、他のブロガーさんの記事で紹介されていた、東京カレンダーの連載読んでます(リンク)。既に、読んでいる方も多いかもしれませんが。二月の勝者同様、いままで縁のないメディアで中学受験がテーマになるのは、それだけ中学受験が過熱してきているからでしょうか。

この連載、あれって思うことも多々ありますが、無料なので、まだ読んでいない方は一読していただくとして。以下、ちょっとネタバレもあるかもしれませんし。

 

今週は、中学受験における課金、メインの塾に加え個別や家庭教師を付けるとことをオンラインゲームの課金になぞらえたものですが、それについての話でした。重課金については、ものすごい効果がある、でも、そこまでして入学しても後が心配とかの論調で語られることが多いです。この話もそんな感じ。

 

もし課金の有無で中学受験の合否がかわり、中学受験の成否で人生変わるなら数百万はかなり安いです。人生が変わるくらいなら、生涯賃金も数千万単位で変わるはずですから。ただ、中学受験の成否でそこまで人生変わるかは疑問。橘玲さんのこの記事(リンク)の最後の方に書いてあることが真実かと(この記事のメインである前半はあまりポジティブな話ではないので注意)。

 

また、お金をかけても、子供の本来のレンジを変えるほどの効果があるのでしょうか。レンジとは数字でいえば、50%偏差値±4範囲内くらい。勿論例外はありますが、結局効果は、ボーダ付近を確実に押し込む感じでしょうか(これが極めて重要な局面もあります)。なので、重課金で入ろうが、レンジ的に素養はあるので、それで中学入学後困ることは少ない気もします。重課金→無理して入った→深海魚いかにもありそうと思い勝ちですが、イメージでそう思うだけで検証はされていないででしょう。

 

裏返しで、経済格差が受験の成否に影響し、不公平が広がっているという論調もあります。ただ、中学受験は、早熟度が重要なので、そもそもかなり不公平な世界です。お金(親の努力?)で早熟度や素質をひっくり返すのはかなり難しいと思います。早熟格差。ある意味、こっちの方よっぽど残酷で不公平かもしれません。

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