謹賀新年 | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba

謹賀新年

新年おめでとうございます。


昨年は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)20周年という記念すべき2013シーズンとなりました。

20年前の1993年5月15日、Jリーグ開幕戦。
当時22歳の私は国立競技場で緑のユニフォームを来て、なんとかJリーグ開幕戦にベンチ入りすることができました。
残念ながら開幕戦には出場できなかったのですが42歳の今でもサッカー選手でいられるのは、あの時の感動があるからだと思います。

国見高校を経て国士舘大学に進学。その後、大学を中退してプロサッカー選手としての人生を選びました。
入団したのは、日本で最も強烈な個性とプロ意識の高い集団「読売クラブ」。
1980年代の日本サッカーをリードしてきた読売クラブ(ヴェルディ)の選手達のプロ意識は、それまで学生だった私には衝撃の毎日でした。
勝利への執念、球際の闘い、攻守の切り替え、質の追求、ひとつひとつのプレイに対する責任感。
そこは、全てに於いてプレーでの甘え、妥協は一切許されない世界でした。

入団当時はJリーグが誕生する直前の時期であり、日本のサッカー自体が大きく変わろうとする時期でもありました。

Jリーグ誕生前年に入団した事もあり、Jリーグの前身であった日本サッカーリーグ(JSL)の厳しい時代を経験することなく、startからプロサッカー選手としてプレーする機会を得る事が出来ました。
それまで長きに渡り日本サッカーを支えて下さった、たくさんの人達の苦労があって、プロ選手やJリーグが誕生したことを、先輩方々からの話で知りました。


Jリーグ誕生前年から日本のトップカテゴリーでプレーしてきた選手も、カズさんと自分のみになりました。
素晴らしき先輩達に恵まれ、本物のプロ集団で日々質を追求しプロの心得を学び、サッカーに於いて一切の妥協を許さないプロ魂を学ぶ事ができ身に付ける事が出来ました。まだまだ道半ばではありますが…。

質を追求するが故に時として言動、立ち居振る舞いに誤解を生むこともありますが、思いを汲んでくださる方々からの声に励まされております。

自分自身、支えて頂き励ましを頂いてる方々の思いを汲みながら、もうひと踏ん張り。これまでの言動、立ち居振る舞いを振り返りながら、更にもうひと踏ん張り邁進していきたく思います。


百年構想を掲げたJリーグに微力ながら貢献できるよう、日々精進していく所存です。

『サッカー道の追求』。
永遠のテーマでもありますが、今一度、サッカーに於いての全ての常識を疑い世界基準の質の追求を日々考え追求していきたいと思います。


2014年。ワールドカップイヤー。
サッカーfamily皆様の幸せを心から祈念致します。


本年も宜しくお願い致します。


永井秀樹