調べ物をしていたらこんな時間になってしまった。


いい機会だから最近思うことや感じていることを書き綴ってみましょうか。


一般的な疾患、特に整形外科的のものについては全くといっていいほど


無関心に近いくらい何の心配もストレスも自分にはありません。


痛いとか痺れるとか曲がらない・・・などですね。


やはり強い関心は婦人科疾患にあります。


生理痛一つとっても明らかに一筋縄では解決しない人ばかりが来院するように


なってきました。


「さあ、治せるものなら治してみろ」・・・そう誰かに言われているような気さえします。


ま、そうは言っても生理痛は改善します。


こちらのいう事を忠実に守ってくれていればね。


不妊治療と無月経の依頼を受けるとき以前よりかなり突っ込んだ問診をして


います。


生理痛同様に以前のような比較的単純な原因の方がほとんどいないんですね。


私でさえ初耳みたいな原因を抱えての方ばかりといっていいほどです。


その人がタイムマシンに乗って過去にさかのぼり、人生やり直さないと治らないんじゃ


ないの・・・みたいな人もいます。


ガンもそうだし、子宮筋腫もそう、不妊もそう、無月経もその人の人生の中で


発生したものです。


食生活の問題、生活習慣の問題など誰もが治療家なら思いつく原因を挙げ連ね、


そこから解決の糸口を探ろうとします。


ですが今、私の目の前にいらっしゃる皆さんはそれだけではかたずけられない


もっと深い「闇」をもっているように感じられます。


その人しかわからない「闇」ですね。


その人自身が明確に認識していない方もいますね。


どんなにきれいで、笑顔が素敵でもその内面はどんなに傷ついているのか、


どれだけ人知れず我慢してきたのか、どんなに悔しい思いを引きずってきたのか


計り知れないものが潜んでおり、それらが通常なら起きてなどこない症状を引き起こし


ているように強く感じます。


2年前までの患者さんからは感じなかったものです。



完全に難度がレベルアップした次元にきているようです。


正直、戸惑う事もあります。


でも、出会った方たちの症状の改善を実現するのがこの世での自分の役目だと


自覚しているので逃げたりはしません。


ただ、こういう状況なので初診時に申し上げているように「簡単にはいきませんよ。


時間かかるかもですよ」・・・なんですね。


私としては一人一人の患者さんとはできれば半年以内で問題解決を終えて、


「永久にさようなら、お幸せに」・・・で終わりにしたいのが本音です。笑


あまりに長期に関わる患者さんが多いとこの世での自分のノルマがこなせなくなる


不安が広がります。



治療というのは時に終わりが見えず、未来も保障されるものではありません。


暗闇のトンネルを延々と歩いているような気にもなるものです。


そして時として自暴自棄になりたい気分も起きてくるものでしょう。


ですが皆さんの先輩たちも同じでした。



今でこそ幸せに赤ちゃんを抱いていますが以前はそうだったんです。泣いていたんです。


今でこそ生理も順調にあたりまえに来ている人もそうだったんです。辛かったんです。



あなたがもし今辛いと感じているのならご自分だけではなくこの私も辛いと感じて


いることを思いだしてください。


なぜなら誰よりもあなたのことを知っているからです。


いつだって一人ではないんだ、ということだけは忘れてほしくありません。



目的を達成しつつある幸せな人はこのことを明確に自覚されていることでしょう。


皆さんも強い気持ちをもってご自分の願望を実現してください。


先ずはあなた次第なのですよ。


一人じゃないんだし、頑張りましょうね。