皆さんこんにちは、遠野なぎこです
無事にイギリスから帰って来たよ~
今回は連日たっぷりとお酒を飲ませて頂いて、可愛い動物達と触れ合えちゃうという…夢のような企画に参加させて頂きました
ちょいと体力的にはしんどい日もあったけれど…もぉ、ホントに最高なロケ!!スタッフさん達もみーんな優しかったよ
私にとって“お酒”+“動物”は生きていく上で、絶対に欠かせないLOVEパートナーだからね
このご時世、こんな贅沢なロケがあっていいのかという程幸せな時間を過ごさせて頂きました☆(≧∀≦*)ノ
まぁ、そうは言っても当然お仕事で行っている訳で
海外から情報をお伝えするという慣れないお仕事内容にドキドキしたり、経験不足からくる自分の不甲斐なさにちょいちょい凹んだり…気持ちは地味にあっちゃこっちゃ彷徨ってましたがねf^_^;
今後もっともっと勉強せねば、ですっ
そして、精神状態の変化に関してのご報告。
日によっては田舎町に行ったりはしたものの、私が滞在したのはロンドンで…そこにはやっぱり美しく整備され洗練された街の姿があって、正直さほど東京に居る感覚と変わりはありませんでした。
食に関しては、24時間スーパーもあるし、日本食やインド料理屋さん、タイ料理屋さんやらイタリアンやら豊富にあって…お酒も日本のビールや何やら沢山売ってたよ
だから、個人的には精神的に大きく変化するという事は特になし。
今回は信頼しまくっている大好きなヘアメイクさんや、マネージャーの女の子にも同行してもらっているから大きなストレスも特になし!!
そんな環境で摂食障害の症状がどんな風に出て来るのか…自分自身、正直結構興味があったのよσ(^_^;)
出発前は一日二回のペースで過食嘔吐をしていたから、だいぶキツかった
結果、一週間ちょい居て…過食スイッチが入って症状が悪化してしまった日は一日でした。
悲しい気持ちになるよりも…ちょっと笑えてしまった
日本から遥々12時間もかけてイギリスまで来て、私は何でスーパーの入口でマネージャーを待たせて食料品を買い漁ってんの?!みたいな
ホント、何やってんだか(笑)
あのね、滞在5日目くらいに少しだけ体調を崩しちゃったの。
撮影に影響をきたすような具合の悪さでは全くなかったんだけど…日本を出発前から滞在中もずっとお菓子しか食べてなかったから、体力が持たず貧血気味になっちゃって。
スタッフさん達に迷惑を掛ける訳には絶対にいかないから…こりゃ、何かまともな食事をしないと困った事になるぞと。
で、パンを分けて頂いて一口食べたら…見事にスパーンッと、“スイッチオン”
そこからロケをしつつ、一日中過食を続け…んで、皆さんと解散してマネージャーとスーパーへ。
食料品を大量購入して、一人自分の部屋へ…。
ホント、なぁ~にやってんだかね
まぁ~、それはそれ。
やっちゃったもんは仕方が無い。
全っ然口には合わず、その上超絶高い食品も当然自腹で購入…高いからカードでお支払い…全然関係ないけど、店員さん必要以上に無愛想…うん、それもぜ~んぶ仕方が無い
全てなかなか味わえない良い経験だと捉えようじゃないか(^▽^;)
ただ、今回はね…お仕事内容や病気の症状とは関係なく必ず行おうと思っていた事が二つあったの。
一つは出発前の成田空港でスタッフさんに『私は摂食障害なので、皆さんと同じ様に食べ物を普通に食べられませんがどうかお気になさらないで頂けると嬉しいです』と、お伝えするという事。
もう一つは行きと帰りの飛行機でCAさんに『私は摂食障害なので、食事は結構です。必要であれば自分からお願いしますのでお気遣い頂かなくても大丈夫です』という事。
国内線や短い渡航の国際線ならね、何も言う必要はないんだけど…イギリスへは12時間。
数回に渡って差し出されるお食事。
正直、毎回お断りしているだけでも相当なストレス。
本当は食事の匂いだけでもキツイ。
過食衝動のスイッチとの戦い。
だから最初にお伝えしたの。
そしたらね、CAさんは驚く様子もなく美しい笑顔で理解を示して下さったよ
あのね、私はここ何年もずっーとプライベートの旅行は一切していません。
興味がないからじゃありません。
怖かったから。
強制されて、周りの常識的なリズムに合わせなきゃいけないこと、“普通の人のフリ”をする事。
一般的な食事量は感覚的に全く分からないから、周りの様子を伺ったりしてね。
旅行なのに、全然寛げないという…窮屈極まりなかった
…結果、旅行中も『早く帰りたい。帰って思いきり過食嘔吐したい!!』しか考えられなくなる訳よ。
多分私みたいな理由で、旅行や何かしらのイベントや楽しみを諦めている人も多いと思う。
人に合わせる分、自分にかかってくる負担の大きさを知っているだけにね。
でも、私が今回学んだ事。
何処まで理解を示して下さるかは人によるし…そこに期待をし過ぎちゃダメ。
ただ、堂々と自分という人間の“特徴”を伝える事は悪ではないんだって。
例えばさ…転んで腕を骨折している人が『すみませんが、腕を自由に使えないので扉を開けるのを手伝ってもらえますか?』『お箸じゃなくてフォークを頂けますか?』ってお伝えするのと同じ。
『私達もそう思っていいんだ!』って初めて思えた。
実際、ハッキリ伺ってはいないけれど成田で私が理解を求めたディレクターさんが現地で他のスタッフさんにお伝えして下さったのか…誰一人として私の不自然な食生活を指摘したり、からかったりする方はいらっしゃらなかった。
さらに…今更気づいたのだけど(気づくの、遅っ!!)車移動の時の私の席にはいつも沢山のお菓子を置いておいてくれた。
どんな物だったら食べられるのか、私の知らない所でマネージャーに聞いてくれたのかもしれない。
…本当にカミングアウトをして良かった。
『私、摂食障害なんです。』
『私はメンタルの病気を幾つか抱えています。』
周りの方に直接自分の口からお伝えする時は正直、毎回毎回ドキドキする。
汗が出てくるし、震えるし、赤面するけど…『ガンバレ!負けるな、わたし!(/TДT)/』って、超喝を入れながらね(。>0<。)
でもね、多分…“自分の口からお伝えする”という事に意味があるのだと思う。
例えば今回にしても、マネージャーから伝えてもらったら…多分もっと気を遣わせてしまったかもしれない。
これは“私の病気”だもんね。
笑顔でハッキリと伝えて、安心もしてもらい…しんどい時は素直に打ち明けて助けてもらう。
こんなシンプルな事でいいんだ、って改めて思ったよ
心の病気はちっとも特別でも恥ずかしくもない。
各国共通の問題。
どこかしら後ろめたさをもっているのは、いつも自分自身の方。
私達の病は自分という“個としての人間の特徴”でしかない。
己を哀れんでいる時間があるのなら、周りに理解を広める活動に時間を費やしていきたいと改めて思った旅でした。
な~んて、立派めいた発言をしながら…帰国の飛行機では見事に過食スイッチが入っちゃって、帰宅後はえらいこっちゃな状況になってましたがね!トホホッ
…皆さん、どうか自分の世界を自分の手で狭めないで。
“病気が治ってから”じゃなくても大丈夫。
諦めなくても、逃げなくても、捨てなくても、言い訳を考えなくても大丈夫。
そのままのあなたで、自分の世界を広げる事は出来るんです。
可能な状況であれば、人の手を借りましょう。
あなたのほんの少しの勇気が、もしかしたらあなたの周りの人の心を救う一歩になるかもしれない。
私みたいに異国の地まで行って過食嘔吐しちゃったっていいじゃん
だって現実そんなもんよぉ~
魔法に掛けられたみたいに、環境を変えたら一瞬で病気が治るなんてなかなか無いでしょ?
そしたら、『今までの苦しんだ時間を返せ~!何で早く教えてくれなかったんだぁ~』って逆にムカつかない(笑)
今回の私のイギリスロケの旅で、一度過食嘔吐をしてしまった事に対して『うわぁ、やっぱりやっちゃったかぁ…』と思うか、『すごい!一回しかやらないで済んだの?!』と、どちらの方向に受け取るかはあなた次第。
何を正解と判断するかは、他の誰でもない自分自身です。
不正解が不正解とも限りません。
時には不正解が正解で、正解が不正解の場合だってある。
皆さん、時は皆平等に…緩やかに、でも確実に通り過ぎていくよ。
泣くなら思いきり泣こう。
喜ぶなら思いきり喜ぼう。
叫びたいなら思いきり叫ぼう。
狂いたいなら思いきり狂おう。
恨むなら思いきり恨もう。
笑いたいなら思いきり笑おう!!
内容はどうでもいい!!
誰かと何かを比べているだけ時間の無駄!!
生きる事を思いきり謳歌しよう!!
皆さん、一歩一歩だよ。
私が側にいるからね。
私の側にもいてね。
一緒に一歩一歩進んで行こうね。
待っててくれてありがとうね~!!
ただいまぁ~っ
なぎこ
iPhoneからの投稿
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今回のイギリスロケのOA情報です!
11月13日(水)
19:00~21:00
TBS『アニマル・ザワールド!世界のおもしろ動物を探す旅!』
是非観てくださいね~
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※イギリスのコーディネーターさんに書いて頂きました!タイトルに載せましたが『Eating Disorder』が『摂食障害』という意味だそうです。
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