『愛のすべて』

皆さんこんにちは、遠野なぎこです

毎日寒いねぇ～(´□｀｡)

大丈夫？風邪を引いたりしていませんか？

私の方は元気にやってるよ～

過食嘔吐ともほどほどに付き合いながらね

お仕事も順調です！！

今年は舞台のお稽古と番組打ち合わせと番組ロケで終了～！！

年明けからはOA番組も沢山あります！！
皆さんに楽しみにしておいて頂きたいご報告もありますので、情報解禁の日を待っててくださいね～

2014年は、何だかとても良い年になりそうですヾ(*´▽｀*)ﾉ

さて、お悩み相談ですが…時期的な事もあるのか、最近になって恋愛や結婚についてのお悩みを多く戴きます。

皆さんそれぞれの心に届けられるように、今回はお一人のメッセージへのお返事ではなく『人が人を愛すること』についてお話しをさせてください。

ちょっと照れ臭いけど、最近の恋愛観を正直にお話しますね

先日のロンハーのOAを観て下さった方は既にご存知の事かと思いますが…私、つい最近恋人が出来ました

4年前に離婚してから初のパートナーです(ﾉ´▽｀)ﾉ

『大丈夫だから飛び込んでおいで』と、病気の私を丸ごと受け止めてくれた初めての男性です。

摂食障害、強迫性障害、リストカット、自殺願望、激しい気持ちのアップダウン…一生誰にも理解されない、独りで強く生きていかなきゃと心に決めていた時期に彼と出逢いました。

私、この短い期間で本当に変わりました。自分でも驚くほどに…。

誰の事も信じず誰にも心を開かず、人を傷つけても何とも思わず、いつも自分が犠牲者だと思い雑に荒々しく、思うがままに生きてきた私を変えてくれたのは…彼です。

私に“人を愛する”という事を教えてくれました。

野良犬みたいに誰にでも牙を向けて生きてきた私に、彼は人を思い遣る気持ち…“人間らしさ”というものを教えてくれました。

34年間、私は“愛”が分からず今後も自分にはまず無縁であろうと…知ろうとする努力すらしてきませんでした。

完全に心を凍らせて生きていました。

愛を語る人々に嫌悪感さえ抱いていました。

私の目にはそんな人達は偽善者にしか
映りませんでした。

そんな幻想に頼ってしか生きていけない人間達なのだと、蔑みの気持ちすら抱いていました。

そうしないと苦しくて耐えられなかったからです。

羨ましかったからです。

愛を知らない自分を正当化させたかったんです。

でも…今思うと、そんな考えはなんて稚拙で浅はかだったのかと恥ずかしくなります。

私はこれまで人の気持ちなんかこれっぽっちも考えて生きてこなかった。

本当は色んな人に見守られてきたのに、私に“気づきの日”がやって来るのを待っていてくれたのに、私の為を思って色んなアドバイスをくれていたのに…私そんな事にひとつも気づかなかった。

自分1人で生きてきたつもりでいた。自分の力だけで立っていると思ってた。

『何で私を傷つけるの？！』『そんな事言われなくたって分かってる！！うるさい、うるさい、うるさい！私の事何も知らない癖に！！』そんな最低な受け取り方しかしてこなかった。

“人が人を愛する”なんて…だけど、私は今確実に彼を愛しています。

病気への理解、愛情の深さ…私にとって彼は“神様からの贈り物”だと思っています。

出来る事なら一生側に居させて欲しい。

彼の奥さんになって、同じ姓になりたい…生まれて初めてそう思いました。

けれど、私は最低最悪な女です。

今まで男女問わず沢山の人を湧き上がる衝動のままに傷つけて来ました。

今のパートナーに対してもそうです。

愛や思い遣りが分からず、彼の全てを疑い、攻撃し、無茶苦茶な愛情の試し方をし続け…大切な大切な彼なのに、何度も何度も傷つけて来ました。

人として最低限守らなくてはいけないルールさえ、簡単に破って来ました。

でも、彼は見捨てないでくれた。

こんな心が偏った私に何度も何度も“愛”を教えてくれました。

“大好き”が“愛”に変わった瞬間…それは本当に最近の事です。

とある出来事があり…それは、嫉妬深く疑い深く暴走すると制止がきかない私には心にズドーンとくる出来事でした。

以前の私ならブチ切れてその瞬間から関係を断ち切っていたでしょう。

プライドが許さなかったかもしれない、いつも私の心を裏切る母親の姿を彼に重ね…泣いて喚いて責め続けてたかもしれない。

だけどね…その出来事があった日の彼の状況、彼の心を思ったら…まるで自分の事のように胸が痛くて仕方がなくなったの。

そんな感覚初めてで…。

摂食障害や心の闇で苦しむ私に、彼はいつも『代わってあげたい』と言ってくれていました。

その意味が、その想いが漸く理解出来たの。

怒りや悲しみという自分の衝動的な感情よりも、彼が痛みを感じている方が何倍も辛かったの。

その時ね、生まれて初めて『あ…もしかしたら、これが“愛する”って感覚なのかもしれない』って思ったの。

『人を愛するとこんなに胸が痛くなるんだ…』って思ったの。

あのね、何でわざわざテレビやブログで“彼氏が出来ました宣言”をする事にしたかというとね…皆にも知って欲しかったの。

心の病気を抱えている私たちにも“愛される権利”“愛する権利”があるって。

怖いよね…『どうせ分かってくれない』『パートナーの負担になるくらいなら…』何度もそんな風に心にブレーキをかけてきた人も沢山居ると思う。

もちろん、綺麗事じゃ済まされない部分もあるよ。

些細なケンカや少し心が翳っただけでもアルコールに溺れたくなる、過食嘔吐が酷くなる、リストカットをしたくなる、高いビルから飛び降りたくなる。

そんな極端な発想や願望はそう簡単には消えません。

彼はそんな私の真実の姿を全て知ってくれています。

簡単に人には言えない事も、打ち明けて来ました。

マイナスな事で頭がいっぱいになったり、一つの悩みに囚われてがんじからめになって縮こまっている時も笑顔で救い出してくれます。

私の知らないところでいっぱい私の事を考えてくれます。

お薬をやめたい気持ちも本当は吐きたくない気持ちも理解してくれます。

その辺にいる男なら間違いなく逃げ出すような事を私がやらかしても、彼は今も側に居てくれます。

この先万が一別れが訪れるのだとしたら、その時は100%私が悪いのだと思います。

それくらい思い遣りに溢れ、愛に溢れた人なんです。

私なんかがどう頑張ってもとても敵わないような包容力を持った人なんです。

…皆さん、生きているとどんな出逢いが待ってるか本当に分からないよ

そして愛する人を悲しませない為なら人は何度でも生まれ変われるんだよ。

どうか彼が“運命の人”であり、どうか皆さんにも素晴らしい未来が訪れますように…心から祈っています

最後まで読んでくれてありがとうね、皆さんにはちゃんと自分の口からご報告をしたくって。

後から読み返したらちょいと恥ずかしい文章になっているかと思いますが…これが現在の私の正直な気持ちです。

これから先、もっともっと幾つもの“愛のカタチ”を辿って行きたい。

皆さん、キラキラの毎日はすぐそこまで近づいて来ているかもしれないよ？

諦めないで。

投げ出さないで。

人生は最期の港に着くまでなにが起こるか分からないのだから…。

なぎ

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