…病院から自宅へ戻り
お通夜までの時間を母と2人で過ごす

全く苦しまず眠るように息を引き取った母…
とても穏やかな本当に眠っているとしか思えないほどにおだやかで、そしていきなりのことで兄弟3人ともが死を受け止められず、ただ淡々と通夜や葬儀の手配をして行く…

私はずっと三晩母のそばにいた、
不思議なほどに落ち着いていた。

たくさんの母のお友達が最後のお別れに来てくださって、改めて母の人柄の良さを感じた。
母は私にとって本当に人として尊敬する人。あんな素晴らしい人はいないと思う。




綺麗にお化粧してもらい、着物に着替え〜
母は父の元へと旅立っていった…
真っ青な空
一面黄色い田んぼの間を車は走り抜けていった
父が旅立ったあの日と同じように〜


いつも元気でプラス思考。
笑顔を絶やさず、やさしくて
人への気遣いも人一倍

私の役目はこの大好きな母を支えてきてくださった、関わってくださった方々へのお礼だと
しっかりと最後の最後までお礼を全員の方々に…

…あっと言う間に過ぎていく毎日
でもまだ母はいるような気がして…

でも1人になると勝手に涙が出てきて
あの日から私は夜が嫌いなった…

でも不思議と気持ちが落ちることもなく、まだ気持ちが付いていけてなくて…





が…

昨日母の入院していた病院の横を通り、いつもならそのまま母に会いに行っていたのに…
寄ることもなく通り過ぎて…
もぉ涙が溢れて止まらなくなってしまった…

一気に現実に…
母はもぉいないんだと…
2年前に父を亡くし
そしてまた母を亡くし…

一気に寂しさを感じてしまい


今は頑張るより主人に甘えていたい、そんな風に思う。