クリエイティ部活動 in 下関~ソウルルーツに墓参り~ | 紙芝居師なっちゃんの『勝手にご当地紙芝居TOUR in 47都道府県』進行中

紙芝居師なっちゃんの『勝手にご当地紙芝居TOUR in 47都道府県』進行中

鎌倉を拠点に全国で活動しています。
「古事記」「日本書紀」や仏様などをモチーフにしている、日本唯一の『カミサマ紙芝居師・ご当地紙芝居師。
全国ツアー制覇目標に公演中。公演依頼随時募集中!

はいはいな。
世の中三連休ですね。
紙芝居師として良かったのか悪かったのか( p_q)
土日は仕事がぽっかり空いたので、
これはCHANCE!とばかり、1泊2日で、山口県下関市に行きました。
先週の福井・禅修行の旅に続く
『クリエイティ部活動』です。


実は、下関は8年ぶりでした。
忘れもしない8年前の3月です。
何故かミョーに
「下関に行きたい」と思い立って、
行ったが最後でした(笑)

私は過去にここに居たことを
知ってしまったのです。
下関の特にある場所で
所謂“DEJAVU(デジャヴ)"体験を
してしまった。
今までそんな事はなかったのに。
そこから私の人生が方向転換しました、
いい意味で(笑)

それ以来の下関。
8年前と今、
どう感じ方が変わっているのかな、
ドキドキ(゚∀゚*)(*゚∀゚)しながらの
8年ぶりの下関です。

DEJAVUを体感した、このお社にご挨拶。
もう、お空の雲からして怪しい(笑)
何かいる。


でも、子どもたちの声が
その恐怖を打ち消してくれた。
境内で、子どもたちの剣道大会が
開催されていました。
めんっ!どうっ!
子どもたちの喝の声が、
柏手(かしわで)のように聞こえました。
ありがとう。


水天宮前と名がつく、赤間神宮。
ここに祀られている、平家最後の天皇、
安徳天皇が入水自決した時、
二位の尼が(安徳天皇の祖母で、
平清盛の後妻)安徳天皇に
「これから私たちが行く世界は、
竜宮城のような楽しく平和な世界だ」
と言った事になぞらえています。
悲しい歴史を持つお社です。
もうあかん(笑)


本殿脇に佇む場所に、
お墓参りをしに来ました。


もう空気が違う。恐ろしい。
簡単には入れない聖域だと
威嚇しています。
一礼して、進むと…


琵琶法師(耳なし芳一)が
鎮座していらっしゃいます。
ロウソクと線香を焚いて、
手を合わせました。
怖くて写真ここまでしか撮れなかった。

私がここにいる間にも
沢山の観光客がここに来たけど、
皆「怖い」「写真撮れない」って
言ってました。
それでいいんだと思います。
その怖さを感じる事が
大切なんだと思います。
私は撮ってもいいとは思います。
手を合わせて&宮司さんに許可を取れば。
正面でなければ。


8年前、
興味本位で敷地に入ったばっかりに
生まれて初めての金縛りに遭い、
動けなかった場所。
平家一門のお墓です。
ここにも、手を合わせて、
哀悼の意を込め、
ロウソクと線香を焚いて
ご挨拶しました。


お墓に立っている、
この椿の木が、忘れられないのです。
8年前、椿が一面に咲いていて。
急に頭の中で、掛け軸のようなものに
「朝露に 濡れて落ちぬる 椿かな」
という俳句が降りてきて。
???と思ってこの句を呟いたところ、
この木に咲いていた椿が
ボターッと落ちてきたのです。
それ以来、椿は特別な花になりました。
この下にお墓があります。
さすがにお墓は伏せておきます。
時間をかけて、祈りました。


平家の悲しみ、
私たちが癒していかねばとおもう。
胸が苦しいです。
どんな想いを重ねての
結末だったのでしょう。
何百年の時を経て、
心から御冥福を祈る。


そして今回、
物凄い畏怖を覚えたのは
本殿脇の末社、
天明神に祀られている
このご神木。
前回はここまで
気にならなかったなぁ。


複雑な想いで赤間神宮へのご挨拶と、
平家一門のお墓参りの帰り、
微笑ましい光景を見ました。


赤間神宮の宮司さんが、
さっきの子ども剣道大会の様子を
境内から、眺めていたのです。
お顔は見えないけれど、きっと微笑んでいるなぁ。
泣きそうになりました。


境内には沢山の金木犀。
いい香りは、霊魂を鎮めてくれます。
いい時期に、お墓参り出来た。
もう大丈夫。大丈夫だよ。


そして夜、再び赤間神宮に行きました。
その理由こそ、今回のクリエイティ部活動の大きな目的です!
それは次の投稿に続く。