今年は、デジタル出版事業へ本腰を入れようと早速開始しました。昨年、iモードの公式サイトの「どこでも読書」で、PHP研究所のホームページで「恋愛相談」の回答者である井上香織さんをプロデュースしました。女子高生の純愛小説の連載「さよならの向こう側」ですがなかなか好評で購読者数が昨年末からうなぎのぼりです。今後、毎月10人の作家(?)さんをデビューさせます。なぜ?がついたかと申しますと、本業が作家でも、世間的に知名度もあり作風や傾向が読者の中に固定してしまっている作家さんに、ジャンルを超えていただこうという企画です。その際には、ペンネームでお願いして読者の皆さんには、作品の面白さとこの作家はあの人かな?というお楽しみを味わっていただく企画です。具体的には、ビジネス書のベストセラー作家にミステリーを、有名なノンフィクション作家に官能小説をなどのミスマッチに加え、ミュージシャンの恋愛小説、プロレスラーの時代小説、漫画家の企業小説など書き手側の意外性も追及します。デジタルの世界での出版活動を行ない、作品を発表するなら紙の本にない楽しみ方がなければ差別化されず、いつも電子書籍のように紙の本のデジタル化で終わってしまいます。名付けて「覆面作家」とでも申しましょうか。そして、異なる仕事を持つ作家の戦いの場ですから異種格闘技にたとえるなら、出版界のK-1です。「どこでも読書」にご注目ください!