NHKの「受信料の支払い問題」で話題になった「テレビシステム運営協会」というのがあります。全国の病院の病室内に貸しテレビを納入している業者36社の集まりです。私も入院中にはお世話になりました。プリペードカードを病院内の売店に設置された自動販売機で買って使うというシンプルなしくみで、貸しテレビもメーカー品というよりは、それ用に東南アジアで製造した感じのテレビで、業者はかなり稼いだようです。病院側はこのシステムには一切関知せず、プリペードカードの売上からロイヤリティをいただいていたみたいです。
いま、この運営協会は大変だと思います。2011年のデジタル放送の開始で、現在のテレビは使用できなくなります。病院にホテルなどを含めるとかなりな市場規模が見込まれます。
今度は、大手家電メーカーや病院やホテル関連業者は黙って見逃さないでしょう。
そしてあと一つ忘れてはならないのは、コンテンツを供給する業者です。

パソコンテレビになれば、放送局の番組と朝から晩まで付き合わないでしょう。

ポッドキャスティングの音楽を聴きたい、Eラーニングで学習もしたいし、電子書籍も読みたいなどなど、放送よりネット使用か確実に増えます。

たとえば、現在のケーブルテレビのJ-COMやネットによるGAOなどのコンテンツのネット配信業者にとっては釣堀状態です。