先日、書店で見つけた『変われる国・日本へ』坂村健著(アスキー新書)という本を衝動買いしてしまいました。

“坂村健”という名前に反応したからです。

私が新人編集者の頃、オピニオン誌の『Voice』で、坂村さんに「ヒルズからの手紙」という原稿執筆をお願いしたことがきっかけでした。

坂村さんのTRONは1980年代、国産のOSとして一世を風靡したが、バブル時代に勃発した日米貿易摩擦で、アメリカがTRONを非関税障壁のひとつとして槍玉に挙げ、ある日、彼のもとへその手紙(FAX)が送られてきたのでした。

そのときのお話です。

その後、日本政府もヒルズ代表に屈して公的機関のTRON採用を撤回し、TRONは長く不遇の時代を過ごすことになったのでした。

それは置いといて、彼の発言や行動にその後も注目しています。

今回の『変われる国・日本へ』もたいへん示唆に富んだ内容でした。

私がタイトルをつけるなら「日本のイノベーション」でしょうか。

私は、現在、3回目を読んでいます。