7月5日公示―22日投開票と思われた参院選の日程が一週間ずれて、会期が延長となった。年金問題、現役閣僚の自殺、重要法案を通過させるための強行採決などで支持率急落の安倍政権。

年金問題は歴代のツケを引き継いだようで、運が悪いと思う人もいるかも知れないが、結果がすべての政治の世界では、運も実力のうち。

安倍さんは、数ヶ月まで憲法改正と息巻いていたのに最近は憲法の「ケ」の字も聞かない。国会の会期終盤になってあれもこれも通そうと強行採決で国会を軽視の連続。

安倍さんが、「美しい国」とか目指してスローガンをぶち上げたときから心配だった。ひらかなを読めない中国人なら「美国」は、中国語でアメリカのことだ。アメリカ追従政治は、小泉首相の後継者としてその点は忠実に守っているようだ。航空自衛隊のイラク派遣を二年間延長できる改正イラク復興支援特別措置法を強行採決のどさくさで成立させた。

何をやりたいのか優先順位がまったく見えない総理が、「一人残らず必ず・・・」と年金問題でコメントしても信じられない。