アンチエイジングにはお金がかかる。白髪染めのヘアサロン通い、虫歯治療の歯医者通い、シミと角質落としのエステ通い、体力維持のスポーツジム通いなどなど。これに持病などによる病院通いが加われば1カ月の出費は5万円前後になる。

 以前から保険会社のセールスレディーの方に提案しているのだが、これらの施設を経営して保険と結びつけてくれれば喜んで保険に入ります。保険会社も加入者が健康であれば保険金の支払が少なくてすむはずだ。

 国民健康保険が破綻するおそれがある昨今、企業の健康保険制度も健康維持や予防に力を注ぐはずだ。メタボリック社員は、事業計画と同じような健康計画を4半期に分けて目標設定し、目標が達成できない社員は減俸にする勢いだ。

 従業員を何万人も抱える企業にとっては、社員の健康問題は団塊世代の退職金問題のあとに控える資金確保の大きなマイナス要素である。家庭でも同じ。風邪ひとつひけない時代になりました。