帰宅途中、ラジオで「報道ステーション」を聴いていました。キャスターの古舘さんがいつもの調子で一つひとつのニュースに短い私的(?)コメントを付け加えていました。ラジオでテレビを聴くと画像がない分何をいっているのかよく頭に入ってきます。「バルサン氷殺ジェット」の自主回収のニュースがありました。古舘さんの立場(コメント)は、企業側が黒です(視聴者に迎合)。「バルサン 飛ぶ虫氷殺ジェット」及び「バルサン 這う虫氷殺ジェット」には、噴射剤として可燃性ガスを使用しており、火気に対しては充分な注意が必要なため、引火事故防止の対策として、「火気と高温に注意」するよう表示を行ない、さらに、「火気を使う場所では使用しない」「充分に換気をする」旨のシールの貼付や、テレビ・新聞・ホームページでの告知による注意喚起を行なっていました。それでもやってはいけない使用をする人は必ずいるはず。包丁で人を刺すひとがいるのと同じです(包丁にはいちいち人を刺してはいけませんの注意書きはなし)。しかし、古館さんは、商品名を取り上げ「氷殺」の“殺”に噛み付く。「昔はネズミ捕り」や「蚊取り線香」のように“とる”でした。何でしょうかこのような名前をつけるのは・・・」とコメント。全く情緒的な意味の無いコメントで商品のイメージダウン、企業のイメージダウンを無意識(?)に図る。殺虫剤の“殺”は“捕”に変えて“捕虫剤”にすれば事故はなくなるのでしょうか。ネズミ捕りに入ったネズミは、昔はそのまま水につけてネズミを水死させていました。蚊取り線香だって結果的には殺していました。私は古舘さんがどうのこうのというのではなく、テレビは怖いということを改めて認識してほしいということです。とくに録画によるニュース報道はかなり編集によって放送局の意図が出ています。自分の考えを放送を通して視聴者に伝えるためには、生番組に限ります。田原総一朗さんの挑発にも弁解ができます。