前のブログで、ヒトの生殖は、自然に行うなら1回で決めようとか思わず、
回数を行うほうが良い、それがもともとのヒトの姿であると書きました。

が、それは述べたように基礎体温も排卵も知らなかった時代の話ですから、
私たちは「排卵すると思われる2、3日前から、1、2日おきに、体温が上昇するまで」
というタイミング指導を行っています。

ところで孔雀は羽を広げてメスにアピールするし、
オス同士がメスをめぐって争う場面など、見たことがある人も多いと思います。

では、オスはなぜ特定のメスに対して執拗にアピールしたり、
また自分の命をかけてまで争うのでしょうか。

それは、そのメスを好きになってしまったからだと思います。

では好き、という感情は生殖にどのように関係するのでしょうか。

例えば、嫌いな女性と性交渉を持つことは出来ますか?
大抵の男性は「No」と言うのではないでしょうか。

好きな女性なら、絶対に「Yes」なはずですね。

それは、生殖に関して言えば、好きな女性となら、何度でも性交渉を持つ意欲を維持できるからと思います。
また好きな女性となら、実は性交渉の時間を短縮できるかもしれません。
いやいやしていたら、射精まで時間がかかりすぎて、結局生殖の目的を達しないかもしれません。

さらに言うなら、性交渉の真っ最中というのは極めて無防備な状態ですから、
原始時代において、隣に部族から襲撃されるかもしれない、とか、
猛獣に襲われるかもしれない、などという心配をしながらの時間は、
できるだけ短縮したいと考えるでしょう。

そこで、意中の女性相手なら、すぐに射精できるかもしれません。

これこそが、女性を生殖の対象として見た時の、省エネ的な理屈です。

またこれは現代でも言えますが、男性の浮気は配偶者が妊娠した時、
これが一番多いと言われています。

それは、すでに妊娠した配偶者との生殖活動(性交渉)は、
新たな生殖につながらないので、同じ行為をするなら、
その可能性がある異性としたくなるという本能と考えられます。

このような女性に対して侮蔑的な表現をしていますが、
女性は女性なりの巧妙なやり方があります。

またの機会に。。。