3年間のコロナパンデミックの収束と共に、京都に観光客が戻ってきた。記憶が確かなら、2月の報告では京都の宿泊施設は平均して約65%が稼働していて、そのうち5人に一人は外国人だったらしい。京都の宿泊室は約55,000として、毎日35,000人が訪れ、うち約7,000人が外国人となる。さらに周辺を見ると、また人の話では3月4月と確実に観光客が増えている。しかし台湾からのお客さんはあるものの、中国からの観光客は止まったままなので、その扉が開くとすごいことになる。

 

 コロナ前、全訪日客に占める中国人の割合は約25%。しかし観光収入に占める中国人の消費額は全体の5割を占める。25%が50

%を買い、75%が50%を買うわけだから、一人当たり中国人の消費額が他の国の観光客の平均を3倍以上も上回っていることがわかる。

 

 さて3年前に当院でも過去にない来院者の減少に遭遇した。電車に乗ってくる高齢の方々の通院がピタリと止まり、妊活の方も減少した。ここで当院分院合計来院者を数字で見てみよう。

 

2019年(コロナ前)

 8281人

2020年(コロナ発生・過去にない減少)

 7581人

2021年(コロナに慣れが起こったか)

 7960人

2022年(オミクロン株が猛威をふるう)

 7597人

2023年第一四半期(1〜3月)

 2070人(4倍すると8280人)

 

 これに病院での鍼灸外来が加わると年間治療数は9000人を超える。

 

 今年は脱コロナか、と思いきや、まだまだ先が読めないでいる。でも日々ある程度ゆとりをもって治療を行うことは、さまざまな気づきが得られ、勉強する時間も確保できて、今くらいがちょうど良いかもしれない。