おはようございます。

 

今朝の気温は12度、今日の最高気温は23度です。まだ朝は肌寒く、ショートコートをクリーニングに出したことを少し後悔しました。

 

 
 
私の医療まだ続いています。。
 

⑨骨検診

 

まずは、いわゆる骨粗鬆症検診です。

女性のみなさま、受けていらっしゃいますか?

 

成長期に骨はカルシウムを蓄積し、20歳までに最大骨量に到達します。その後、骨量は比較的安定に推移しますが、年齢とともに少しずつ減っていきます。

 

また、人間の骨は破骨細胞によって古い骨が壊され(骨吸収)、骨芽細胞によって新しい骨が作られ(骨形成)、絶えず新陳代謝を繰り返しています。加齢、生活習慣、女性の場合は閉経など、様々な要因で骨形成と骨吸収のバランスが崩れ、骨吸収が優位な状態が続くことが、骨粗鬆症の一因とされています。

 

自分の骨がもろくなっているかどうかは外見からは分かりません。自覚症状が表れるのは、更年期を過ぎてからです。背中や腰の骨は気付かないうちに折れてしまっている場合もあります(圧迫骨折)。大腿骨近位部の骨折は歩行能力が低下し、寝たきりになる患者さんが半数以上います。現在寝たきりの原因の3位が骨粗鬆症による骨折です。健康寿命を延ばすためにも、骨粗鬆症の予防と治療は大切です。自分の骨の状態を確認するために骨粗鬆症検診を活用しましょう。

 

現在国が行っている公的な検診には、40~70歳(5歳刻み)の女性を対象にした節目検診があります。40歳の方はまず検診を受けられることはないと思いますが骨量は若い時の骨量を知っておくことも大切なので早くから受けられることをおすすめいたします。市町村の検診では、生活習慣や食事内容を書き込む問診票を提出、骨塩定量検査が行われます。結果が要指導の方には栄養・運動指導が行われます。要精検の方には医療機関が紹介されます。要指導の方も年に1回検診を受けられることをおすすめ致します。男性は長期の寝たきりや、胃腸障害などがなければ、70代まで測定の心配はないそうです。

 

私がどうしてこんなに骨粗鬆症検診にこだわるかというと母の胸腰椎圧迫骨折でひどい目にあったせいです。母は食が細く身長が163cmで体重が39kgでした。母は仕事に明け暮れてきたので食事をおろそかにしていました(こんな風に書いたら美談に聞こえるかもしれませんが豚肉、ブロイラー嫌い、牛肉しか食べない、安い魚食べないなど高級品志向が強いです。)。ある日フライパンを振っているときに圧迫骨折を起こしたのでした。最初私に連絡してきませんでした。しばらく仕事を休み再開しようという時に電話してきました。
 
「近所の人が圧迫骨折なんてただの年寄りの病気だと言ってる。いい先生にも連れていってもらった。明日から頑張るびっくりマーク」と弱々しい声で話すので慌てて駆けつけました。痛みで形相は変わっており、やつれ、少し動くだけで『痛い」とうめきます。一体どこに通院しているのはてなマークと尋ねて教えてもらったのは整形外科ではなく、麻酔科の先生のペインクリニック。なぜか整形外科も看板にあげてらっしゃいます。そして治療とは大量の鎮痛剤と神経障害が原因であらわれる痛みを和らげる薬。骨粗鬆症の薬は全く入っていませんでした。神経の興奮を抑える薬なのでかなり頭がボーっとしていました。原疾患の精査や治療は全く行われず対処療法の薬だけが投与されていたのです。それが母には全く理解できておらず治療してもらっていると思い込んでいた。。本当に腰が抜けるほど驚きました。何とか説得して整形外科にかかり、圧迫骨折、骨粗鬆症の治療をしていただき事なきを得ましたが、あのままだったら大袈裟でなく多分命はなかったでしょう。今母は骨粗鬆症の治療を続け元気に暮らしています。その時私がどんなに苦労したか話しても全く覚えていないチーン
 

御自身の骨検診も大切ですし、ご家族も、内臓だけでなく骨に関しても、注意を怠らないように宜しくお願い致します。

骨の問題はご本人だけでなくご家族もみなさま苦しむことになります。。