四柱推命で、
印星が来たら日干を生じてくれるから強くなるって、
本気でそう思い込んでいる占い師が後を絶ちません真顔



本日は、大阪ド短期講座でしたので、
まずは五行の相生相剋の話をして、
子平舘が大切にしている
[十干の相生相剋]
について説明させていただきました。

四柱推命において、
十干の性質を踏まえた相生相剋を理解しなければ話が始まりませんからね汗





さてさて、
印星が来て、
強くなるどころか弱くなることが結構ありますねんニヤニヤ



己  乙  癸  壬
卯  卯  丑  子



アチャーあせるあせる


厳冬の季節のお花ピンク薔薇
水浸しです滝汗


日干乙に卯の通根があるとは言え、
日本海に猛吹雪の命式。
水は凍っています。
しかも、
時間の己のせいで泥水と化して凍っているのですあせるあせるあせるあせる


凍った泥水に咲いたお花、
「強い」って言えます?

いくら根っこがあるとはいえ、
アッという間に腐ってしまいますよ。


何度も言います。
この印星、
どう解釈すれば乙を強くできるんですか?

完全に身弱の命式です真顔




印星が来て、
本当に強くなるかどうかを見るときには、
十干の性質をよくよく鑑みる必要があります。


たとえば、
丁の場合に甲の印星が多く集まると、
火は塞がってしまいます。

庚辛の場合に火を含んだ戊己の印星が多く集まると、
金は埋もれて熔けてしまいます。


十干によっては、
印星で強くならないことが多々ありますよ真顔




たしかに、
戊己の場合に丙丁の印星が多く集まると、
土は旺じて強くなりますが、
強ければいいのではなく、
こんな戊己には木も育ちませんし花も咲きません。
誰にも「登ってみたいなあ」と思ってもらえない禿山、良いわけがありません。





ただ、強くなればよい…
なんていう安易な見方ではなく、
日干の状態が良い状態にあるのか否か…
それのみを大切に考えなければならんのじゃよ。

…って、
やっぱり水戸黄門の見過ぎじゃなちゅー