お客様の中には、

正確な生まれた時刻をご存じない方がけっこうおられます。

 

四柱推命では生まれた時刻が非常に重要なので、

必ず鑑定でお聞きするのですが、

特に昭和40年代以前の生まれの方の多くは、

 

「生まれた時間、わからないんです~ぐすん

 

と仰います。

 

母子手帳やへその緒の箱なども行方不明ですからねあせる

 

 

 

 

最近、

四柱推命なのに生時を聞かずに三柱推命している輩も大勢出現しておりますが、

そんなもんはHEBO中のHEBOですよゲロー 左矢印HEBO中学校の略と違いますよ

 

 

何で生まれた時刻がそんなに大事か・・・

 

聞きたいですか?

え?そう?

聞きたい?

 

じゃあ、説明しましょか?

 

 

 

 

壬 甲 戊

申 寅 戌

 

 

もし、この命式で生時不明だったとしましょう。

 

HEBO四柱占い師は、

 

「あら、食神があって良いわ~ぶちゅー一生食べるのに困らないわよ~」

 

とか、

 

「大極貴人や文星貴人もお持ちなのね~ラブ

 

とか、

 

「長生や冠帯っていいのよ~んドキドキグフッグフッウシシ

 

とか、意味不明な鑑定をして、

挙句の果てによくわからないからオラクルカード引くんですわゲッソリ

 

ホンマ、腹が立って仕方ありませんわゲロー

 

この命式ね、

生時によってコロッと変わりまっせ~真顔

 

 

 

 

(1)

庚 壬 甲 戊

子 申 寅 戌

 

(2)

丙 壬 甲 戊

午 申 寅 戌

 

 

 

 

寅月生まれの壬の命式。

 

寅月は、まだ余寒厳しい春の季節です。

 

水は本来、この季節においてはまだ冷たいのですが、

それでも季節外れな天気の日だってあるわけですよ。

 

 

 

(1)の命式

夜中の生まれ、庚子の刻です。

 

(1)

庚 壬 甲 戊

子 申 寅 戌

 

日干の壬は、時間の柱の庚と三合水局半会によって非常に力が強く、

そして冷たい。波波波波波

 

水の勢いを抑える星が付いてはいるのですが、

春とはいえ、まだ寒い時期なので丙の太陽晴れがあったら暖かくなって良いな~・・・

というような風景です。

 

 

(2)の命式

昼間の生まれ、丙午の刻。

 

(2)

丙 壬 甲 戊

午 申 寅 戌

 

地支に三合火局があり、申寅の冲。

この冲は非常に嫌です汗

(この説明、子平舘の生徒さんならお分かりでしょう)

 

季節外れのカンカン照り晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ

暑ッッ滝汗

 

壬といえども、渇水しかけております。

この食神、サイコーにアカン感じですわあせるあせる

全く吉星ちゃいますよゲロー

何が「一生食べるのに困らへん」や!! 

タワケ者!!

 

こんなに弱っているのだから、

真っ先に庚を水源にして助けてやらなければならない身弱の壬。

 

 

 

同じ生年月日でもね、

生まれた時刻によって風景が全く異なるんですよ真顔

 

 

でね、

本題を忘れかけていたそこのあなた真顔

今回のテーマに戻ります。

 

 

 

 

私の所に鑑定に来られるお客様は、

やっぱり時間って大事やと思って来られますから、

母子手帳やへその緒の箱が紛失している場合の唯一の拠り所は、

 

おかんの記憶

 

です。

 

 

 

子 「なあなあ、私って何時に生まれたん?」

 

おかん「ん~となあ、あの日は確か、

     お姉ちゃんの運動会に行こうと思って準備してるときにな、

     急に破水して運ばれたからな、

     せやから、ちょうどお昼頃やったと思うわ。うん、間違いないわ」

 

 

 

とか、

 

 

子 「なあなあ、私って何時に生まれたん?」

 

おかん「外が薄暗~くなってきたときに産婆さんに来てもろてな、

     あんたが出てきてからおとんが慌てて仕事から帰ってきたからな、

     だから9時頃やわ。うん、間違いないわ」

 

 

 

みたいな会話が繰り広げられ、

 

「昼の生まれです」

 

「夜の9時頃の生まれです」

 

と言って鑑定依頼されるケースが多々あるのです。

 

 

 

でもね~・・・

 

鑑定依頼のときにはお客様が申し出てくださる生時で命式を出すじゃないですか。

 

でね、

命式を解読してお客様にお伝えすると、

 

「ん~・・・そうかなあ?」

 

と首を傾げられることもあるんですね。

 

 

 

命式とインド人は嘘つかないじゃないですか。左矢印知らんけど。

 

でね、

 

「この生まれた時間って、確かですか?」

 

って確認したら、

 

「はい。おかんが間違いないって言ってました」

 

との返答。

 

 

 

 

 

 

以前は、それを信じて鑑定していたのですが、

鑑定を重ねていくとどうも解せないことが増えてきました。

 

で、私が時間がメッチャ大事と言いまくるので、

お客様も帰宅されて、

再度、押し入れやら金庫やらを探しまくって

母子手帳やへその緒の箱を発見されるケースが増えてきました。

 

 

 

 

みなさん、

驚くのはここからですよ。

 

 

 

帰宅後のお客様から、再度あわてて連絡が入ります。

 

「先生!おかんが昼の生まれってゆうてたのに、

母子手帳が偶然出てきて確認したら、

真夜中の生まれでして~んアセアセボヨヨ~ン叫び

 

 

とか、

 

「おかんが 『薄暗かったから夕方や 』ってゆうてたのに、

メッチャ朝でした~ドクロ

 

 

とか、

ホンマに全然違う時間やった、ってことが多いんですよ。

 

 

 

ですから、

最近はおかんの記憶です、と言われたら、

生時不明のつもりで時間の推察をすることにしています。

このときに、問診が非常に重要となります。

 

全面的に信じてしまうと、

命式が全く違うことになり、

用神も異なりますから鑑定結果を誤ってしまいます。

 

 

 

 

 

おかんはね、

子どもを産んだ時刻があやふやになるくらい、

必死の思いで生んでくれたんですよ。

冷静に時計なんか見てませんよ。

 

ですから皆さん、

 

「も~ビックリマークおかん、なんで私の生まれた時間わからへんのよ!!

早く思い出してよ!!!!

 

と怒るのではなく、

ホンマ、心から感謝しましょうね~ウインク

 

 

って、

エエ話で終われたや~んちゅーチャンチャン