干合論を正しく教えている教室って、
やっぱりほとんどないんだな・・・
と、
色んなブログや、
最近ではYouTubeなんかで観て、
非常に残念な気持ちになっています
無茶苦茶な、
なんの根拠もないようなことを自信満々に話している占い師もいて、
「この人に鑑定受けた人、可哀そうに・・・」
と思うんですよね。
それだけでなく、
私の師匠の悪口までゆうてるのをたまたま偶然発見して、
私はねえ、
怒り心頭になっておりますよ
私の師匠の鑑定は、
事象の本質をかなり具体的な形で表現してお伝えします。
私も、
鑑定部屋から聞こえてくる内容を聴きながら、
「お~スゴイ」
と感動することが多々あります。
さて、干合ですが、
十干同士の「合」ですよね。
支合と同様、
いわゆる「くっつく」「抱き合う」関係となります。
くっついたり抱きついたりするときは、
必ずとなり同士にあることが絶対条件となります。
間になんかおったら抱きつけませんやんか
だから、飛び干合なんかあり得ないんですよ。
(ただし、大運や歳運の場合は命式内に飛び込んでくるので、
どの柱にあっても合します)
「干合は日干が関係していないとダメだ」
とか、
「干合があると、刑とか害とか空亡がなくなる」
とか言っている占い師もいますが、
「へ???ホンマにそれで鑑定して当たってんの???」
と不思議に思います。
ちゅうか・・・
刑とか害とか空亡とかゆうてる時点であきませんけどね
本当の四柱推命学では、
どの柱にあろうが、
干合は取ります。
先ほど申しました通り、
となり同士という絶対条件が整えば、
年と月の干合もきちんと取り、
事象をお客様にお伝えします
それからねえ、
干合って全部「剋合」なんですよ。
そこんとこが分かっていないから、
鑑定できないんですわ
木 甲 - 己 土
火 丙 - 辛 金
土 戊 - 癸 水
金 庚 - 乙 木
水 壬 - 丁 火
ほら、
これ、全部陽干が陰干を剋してますやんか
まあ、陰干も力が強ければ反剋に遭わせるわけですから、
力量を推し量る必要がありますけどね。
この力量変化によって、日干がどうなるのか、
事象としてどのようなことになるのか、
命式の風景をイメージすれば読み解くことができますよ。
特に月干というのは社会運をあらわしますので、
ここの干合ってメチャメチャ鑑定の要になります。
プロなら気付くやろ、ホンマ
日干が絡まないほかの柱で干合している場合は、
その星が日干にとってどのような作用をしているのかを見極める必要があります。
そして、
その干合の作用をよくよく推察して、
事象レベルでお伝えしなければ鑑定とは言えません
私もHEBO四柱推命を勉強していた暗黒時代には、
「干合すると人間関係が良くなるのよ~」
とか、
「相手と干合したら相性がいいのよ~」
とか無茶苦茶なことを教えられましたが、
全然事象と合わないことにずっと疑問を感じていましたよ。
(ホンマ、鵜呑みにせずにきちんと学ぶ姿勢があったらオカシイことに気付くやろ)
そんなときに、子平舘の四柱推命学と出会って、
すべてが腑に落ちたわけです。
四柱推命学は理論的に説明がつく学問です
ですから、
子平舘がよそと決定的に異なるのは、
かなり詳細な事象が命式から読み解けるので、
単に、
「お金が入ってきますよ」
とか、
「仕事がうまくいきますよ」
レベルのペラペラの鑑定に終わらない、という点です。
けどねえ・・・
やっぱり命式中に干合は無い方がエエよね