中学受験の品格 | 2025タルパボ中学受験他 いつも子どもの教育のことばっかり考えてる

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二浪長男(私立中高一貫男子校卒)、通信制高校次男(在宅フリーダム)、小学生長女(やんちゃ系ナイーブ派)に日々育てられる母(会社員)のブログ。本当は次のごはんのことばっかり考えてる。親バカです(〃ω〃)

お腹の中の、三人目の子どもも男の子だと言われたときにガビーン

読みあさった

藤原美子さん(『国家の品格』藤原正彦さんの奥様、イケメン三兄弟の母)の本、


「息子二人のオカンの会」の先輩にあげてしまって

今手元にないのでうろ覚えですが、

このようなエピソードがありました。


息子さんが私立中学を受験して残念な結果となり、


(正彦さんが「子どもは夏休み野山で遊ぶものだ」との信念を持って

 6年の夏期講習にも参加させず、田舎に長期滞在したそうで・・・)


お母様である美子さんが駆け回って

入学できる私立中学を探してきたけれど、お子さんは「公立中学に行く」と。


その三年後、高校受験で合格。
発表で歓喜の声をあげるお母様に、息子さんは「やめて」と、
同じ場にいる不合格の生徒さんたちを気づかったそうです。
そのとき、初めて三年前に息子さんが得たものの大きさを理解した……

というような話だったと記憶しているのですが、
間違っていたら、ごめんなさい。


我が家の流儀―藤原家の闘う子育て (集英社文庫 ふ 25-1)/集英社
¥480
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↑たぶん、この本かと思うのだけれど、

もう一冊シリーズであるのでそちらかも……><。


読んだときは、まだ中学受験なんて

自分の子どもに関係あるとは思っていませんでした。



『中学受験、合格して失敗する子

 不合格でも成功する子』田中貴著(邦学館出版)


のまえがきに、こんな文章があります。



中学受験で一番いいのは、一生懸命がんばって、落ちること、


次が一生懸命がんばって、合格すること、


次ががんばらないで、落ちること、


最悪なのはがんばらないで、合格すること。



記憶に残る言葉ですが、

実感として、そう考えるのは難しいように思いました。



だけど、今はその言葉を信じられます。


大切なのは、我が子ががんばること、

それによって成長すること、

そのささやかな副産物で大きなご褒美に思える

志望した学校での中学校生活がもし得られなくても

子どもが自分の中に得た大きな力は消えないこと。


それを教えてくれた、6年生の皆さま

大きくて強い愛でお子さんを支えてこられた

保護者の皆さまに感謝します。


正直、夏~秋頃には、受験生を持つ保護者様の

ブログを拝読して、そんな精神的にも大変な生活に

子どもより自分が耐えられるだろうか、と

不安になったこともありました。

早く終わりた~い、なんて。


でも、今は「あと2年しかないんだな」って、

焦るではなく、惜しむ気持ち。



若い頃、春は毎年来るものだったけれど、

同じ桜は二度と咲かないのだと思えば、

不完全で足りないところだらけの息子との日々も愛おしい。


たとえ、

漢字テストで


火災放置器


って書いてても……炎危ないし!



がんばり抜いたお子さんの姿、

見守り続けたお母様、お父様の凛とした美しさ、

忘れません。


これからも、ずっと憧れて目標にします。


想像することしかできない、ハードな日々の中

見ず知らずのわたしたちにまで、素敵な贈り物をくださった

6年生の皆さま、保護者さま、

本当にありがとうございましたハートハートハート